なぜお家にダイナマイトが?
9月6日、米コネチカット州ブリッジポートにて、大規模な停電が起こった。
その際、ここに住む30歳の女性が明かりをつけようと、暗闇の中で筒からヒモがひょろっとでたロウソクと思わしきものを掴んだという。しかし、ヒモ部分に火をつけたところ・・・大爆発したのである!!
そう、女性が手にしてしまったのは、ダイナマイトだったのである。
警察当局の発表によると、女性はこの日の夜、ホームセンターで緊急ライトを買おうとしていたそうだが、残念ながら店は閉まっていたという。
女性は仕方なく家に戻ると、地下室にライトがないか探しに行ったそう。すると手さぐりで探す中、ひもがついた細長い筒のようなものを手につかんだので、ロウソクだ!と信じ込んだという。きっと藁をも掴む気分だったに違いない。
こうして外へ持って行くと、家の前で点火、爆発させてしまったのである。
すぐさま通報され病院に運ばれたものの、顔と手に重傷を負い、指は修復不可能な程に損傷してしまった。
コネチカット州はダイナマイトや花火の使用を禁じているが、警察は女性を起訴しない意向を示しており、残りのダイナマイトを回収するだけにとどまった。幸いにも周辺に人は居らず、他にけが人はいなかったという。
その後、警察当局は地域住民に対し、こうした停電に備えて緊急ライトを日頃から家に置いておくよう呼びかけた。同時に、家に火災や爆発の原因になりうる不審なものがないか確認し、発見した場合には警察に通報するよう求めている。
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日本もつい最近、台風21号や北海道胆振東部地震の影響で停電が相次いだため、他人事とは言えないだろう。
今回の停電でロウソクで明かりをとろうとした方もいるかもしれないが、今後は非常用ライトを使用していただきたい。なぜなら火災の危険はもちろん、ダイナマイトと間違えるかもしれないからだ。