世界が注目!『高野万優(たかのまひろ)』ちゃんってどんな子?
この可愛らしい女の子は高野万優ちゃん、2006年7月15日生まれの小学4年生だ。新潟県に住む万優ちゃんがなぜ世界で注目を浴びているのかというと、とにかく空手の形が素晴らしい、という一言に尽きる。そしてそれが海外歌姫の目にとまりPV(プロモーションビデオ)に主演したことから海外での人気がとにかくすごいのだ。
悠空会所属(日本空手協会)の兄の影響で4歳で空手をはじめたという万優ちゃん。毎日放課後には空手の練習に明け暮れ、瞬く間に上達していったという。学年別小学生日本一を決める全日本少年少女空手道選手権大会の形では2013年から4年連続で優勝しているというのだから空手界では知らない人はいないといっても過言ではない。
イオンのCMで一躍有名に!
2015年、イオンの「のびるっちパンツ」のCMに出ていた少女といえば、「あ~!あの子!」と思い出す人も多いのではないだろうか。伸縮性の高いストレッチパンツを履いて空手のさまざまな形を披露していたあの女の子が万優ちゃんだ。
そんな万優ちゃんのCMや大会の演舞の様子などはインターネット上に多くアップされ驚異的な再生回数を誇っている。そしてそんな日本の天才空手少女の見事な形は海外の超大物アーティストの目にもとまったのである。
再生回数1億3千万回超えの歌姫Sia(シーア)の公式PVに抜擢!日本版には土屋太鳳を起用!
【高野万優ちゃん主演、Sia公式PV『Alive』】
そんなシーアのPVには本人は出演せず他人を起用しているのだが、『Alive』のPVに抜擢されたのがなんと万優ちゃんだったのだ。一体どこから万優ちゃんにたどり着いたのだろう。1つ言えることは日本の武道は海外でも人気が高く、実際万優ちゃんの演舞の動画なども海外からの視聴が多いのだ。このPVで見せた万優ちゃんの目つき、気迫、集中力、体のキレに海外から賞賛の声があがり動画再生回数はすでに1億3千万回を超えているのである。日本で行われた撮影期間は1週間だったというが「楽しかった!」と万優ちゃんは話している。
【土屋太鳳主演、Sia日本版PV『アライブ』】
ちなみにこの『Alive』の日本版PVには女優の土屋太鳳(つちやたお)が起用された。昨年の紅白歌合戦でも彼女のダンスが披露されたが、そのきっかけとなったのはシーアのMVだったのだろう。シーアの歌の世界観を表現するための彼女の壮大なスケールのダンスは圧巻であった。それにしても日本人ばかり起用するSiaは親日家なんでしょうか?
「2020KARATEアンバサダーに任命」全日本空手道連盟の意図とは!
そんな万優ちゃんの夢は「東京オリンピックで金メダルをとること!」だという。空手は2020年の東京オリンピック正式種目になったからね。でもちょっと待って!東京オリンピックって2020年。今から3年後で万優ちゃんはその頃14歳。14歳ってオリンピックに出られるの!?
私のなかで最年少金メダリストといえば水泳の岩崎恭子さん。当時14歳で金メダルを獲得したことが衝撃的だった。そしてもうひとつ覚えているのが15歳という理由でトリノオリンピックに出場できなかった浅田真央選手。これは各競技連盟が年齢制限を決めているからというのが理由のようだ。
現在、空手の世界選手権などでは組手が18歳以上、形が16歳以上と年齢制限が定められている。ということは万優ちゃんは東京オリンピックには出場できないということになる。しかし万優ちゃんに期待を寄せている全日本空手連盟は小学生の万優ちゃんを「2020KARATEアンバサダー」に任命したのである。こちらはKARATEアンバサダー就任記者会見で披露した演舞の様子である。美人空手家として名の高い宇佐美里香(うさみりか)さん、岩田樹里(いわたじゅり)さん、そして高野万優ちゃんの3名が任命された。
これにより東京オリンピックの顔となる万優ちゃんのために空手の年齢制限を14歳以上に引き下げたいと狙っているようだ。まさに万優ちゃんのためのこの施策、2020年の東京オリンピックがますます楽しみになってきた。
▶懐かしのイオンのCMをもう一度みたい方どうぞ!