【天才】小学生プログラミングコンテストが開催、11歳の女の子の堂々たるプレゼンが会場を騒然とさせる!

テクノロジー

次世代のITを担うキッズの集い

先日、Amazonプライム・ビデオにて、HBOの人気ドラマ「シリコンバレー」の最新シーズンが日本で配信された。

表層的に大衆を翻弄して拝金主義に走るシリコンバレーの現状を痛烈にディスったコメディで、カリスマ性もリーダーシップもないが理念だけはある不器用な主人公が、「中心のないインターネットをつくる」という真のイノベーションを目指して立ちはだかる障害をなんとか乗り越えていくストーリーである。ちょっと前までは、「ITが古臭い慣習や既得権益を打破する」みたいに考えられていたのに、結局ITが生み出したのは新しい既得権益だった。そんな息苦しい現実が描かれている。

スティーブ・ジョブズのようなアイコンの影響か、「イノベイターはプレゼンの名手でなければならない」みたいな風潮になってしまった、ような気がする。確かに、現実はドラマのようには上手くいかないので、「表現ができなければどんなにいいものでも埋もれていくほかない」というのが世知辛い現状である。

そんなこんなで、これからITの未来を担っていくであろう若い世代においても、「プレゼン力」が評価され、要求される時代となっている。9月24日、渋谷ヒカリエにて行われた「Tech Kids Grand Prix」というコンテストの決勝プレゼン大会の様子は、そんな世相を反映している。

「Tech Kids Grand Prix」は、プログラミングスクール「Tech Kids School」が主催する小学生を対象としたプログラミングコンテストである。プロダクトの完成度やビジョンだけでなく、それらを発信する力も重要な審査ポイントとなる。決勝大会には総勢12名のファイナリストが参加し、自身の制作したプロダクトについてプレゼンを行った。

その中で、圧倒的なプレゼン力で会場を驚かせたのが、若干11歳の菅野晄(ひかり)さんである。

画像を取り込めば自動で刺繍用図版を作成してくれるという、手芸をする人にとって超便利なアプリ「写刺繍」を紹介する菅野さんの姿は、小学生とは思えないほど堂々としている。アプリ自体の完成度も、オーディエンス・審査員ともに感心するほどの高さであった。また、審査員からの質問にも臆することなくスムーズに回答していた。

菅野さんは、これまでにもプログラミング系コンテストに多数出場しており、プレゼン内でも言及していた通り、アップルCEOのティム・クック氏に自身のアプリを紹介した経験を持ついわゆる「スーパー小学生」である。このプレゼン大会においても、「自由制作部門第1位」と「オーディエンスアワード」をW受賞する結果となった。

もちろん、本大会では、菅野さん以外の11名も皆個性豊かで優秀なプレゼンを披露した。まさに次世代のITを担うキッズの集いである。

「プレゼンが上手い」ということは、何をするにも大きな武器になることは間違いない。彼女達はその能力をもってどんな未来を切り開いてくれるのだろうか。

参照元:Tech Kids Grand PrixYoutube

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yamada

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