これまでにも、岡靖知(おかやすとも)さんや三重野慶(みえのけい)さんなど、素晴らしい画家さんをご紹介させていただいたが、今回ご紹介したいのは、なんと弱冠16歳の男子高校生の作品である。
色鉛筆で描いたユキヒョウがこれだ!
長靴をはいた猫(@erumo_0384)さんが、ツイッターに投稿し話題になっている「ユキヒョウ」がこちらだ。
凛とした力強いユキヒョウの表情からは、本物さながらの迫力を感じる。
目元をズームしてみても、
目を凝らして鼻から口元にかけた毛並みをみてみても、写真だと疑わないのは筆者だけではないだろう。
しかしこのユキヒョウ、鉛筆と色鉛筆のみを使用して描いた作品というのである。
動画でみるユキヒョウが完成するまで
その証拠に、こちらのメイキング映像をご覧いただこう。
『ユキヒョウ』メイキング映像です!#色鉛筆画 pic.twitter.com/UoaecaBlCm
— 長靴をはいた猫 (@erumo_0384) 2018年9月25日
濃い色から順に色をつけてゆき、ある瞬間からまるで錯覚かと思わされるように色鉛筆画の域を超えてしまうのだ。
この作品の製作時間は約30時間。多忙な毎日を送る高校生にとって時間や集中力を確保することは難しく、毎日2時間ほどを費やして完成した作品なのである。
ご本人に直接インタビュー
そんな天才高校生、安部祐一朗(あべゆういちろう)さんに、気になることをインタビューさせていただいた。
ー絵を本格的にはじめたのはいつ頃からですか?
中学3年生の後半頃です。
ー手法として色鉛筆を選んだ理由はありますか?
高校入学祝いで色鉛筆を買ってもらったのがきっかけです。それまでは鉛筆のみでした。絵が上手なTwitter仲間たちの色鉛筆画をみて、憧れから自分も色鉛筆画をはじめました。
ー学校で美術を専攻されていますか?
普通高校なので美術の授業はありますが特に専攻はないです。クラブはバトミントン部です。
ー宝石、動物、人物など様々なジャンルに挑戦されていますが、ご自身が1番自信のあるジャンルは何ですか?
色々と試していますが1番自信のあるジャンルは動物です。しかし描いてきた絵に満足したことはないですね。
ー作品が写真みたいだと言われることにどう感じますか?
素直に嬉しいです。ただ、本物を見ていただければ色鉛筆感があるので写真とは全然違いますよ。
これだけの才能を持ちながらも、常に謙虚な姿勢を保つ安部さん。しっかりとした受け答えからは高校生だということさえ忘れてしまうほどだ。
ーテレビやメディアなどへの露出が増えて周囲の反響はどうですか?
今回ヒルナンデスに出演させていただきネット上ですごく反響があり嬉しいです。本当に貴重な体験をさせていただきました。友達にすごいと言われるのは嬉しいですが、その反面恥ずかしいです(笑)
インタビュー最後には高校生らしい一面もみせてくれた安部さん。今後さらに活躍の場を広げられることでしょう。
許諾元:安部祐一朗さん Twitter