強風に耐えきれず足元から
9月29日から10月1日にかけ、台風24号(チャーミー)が日本を襲った。鉄道各社では運転取りやめや大幅なダイヤの乱れが生じているほか、暴風雨によって複数の死傷者が出ている。
そんな中、沖縄県にある公園に設置されていたオブジェが・・・雨風によって変わり果てた姿で発見されてしまった!
か・・・顔から地面に・・・。高いクオリティで作られていた像が、完全にひしゃげてしまっているではないか。
このオブジェは、沖縄市にある東南動植物楽園に設置されている「琉球金宮観音菩薩」。金箔を施された観音像としては世界一の大きさだったという。
高さ約25メートル、重さ約40トンもの菩薩像だったが、暴風によってなんと根元から折れてしまい、正面から地面に倒れてしまったのである。
菩薩像は福岡県飯塚市から寄贈されたもので、4月にお披露目となったばかりだった。それがわずか半年で倒れてしまったのはとても悲しい。
土台と像の部分は4つのワイヤーで補強されていたというが、台風が去った30日朝に職員が見に来ると、根元からボッキリと折れてしまったのである。
最終的に算出された被害総額は、なんと1億円あまり。この公園の園長は、琉球新報の取材に対し「残念な気持ちでいっぱいだ。期待していた人に申し訳ない。何とか復旧に向けて取り組みたい。」と話していたという。
この台風24号が過ぎ去ったばかりだというのに、既に新たな台風25号が接近しつつある。40トンものオブジェが倒れるレベルの災害であると頭の隅に置いていただき、安全対策をしっかりとってほしい。