【生きた証】臓器ドナーの最期をみんなで見届ける病院の試みに救われる遺族たち

カルチャー

臓器ドナーと遺族に敬意を

今夏終了した医療系ドラマ「グッドドクター」。最終回は脳死した幼い娘の最期をどのように迎えるか、両親の悲しみや葛藤が描かれるなか、最終的に娘の臓器提供を決断するというストーリーであった。

臓器提供に関して、日本ではまだあまり開示されていない部分も多くあるかもしれない。

しかし、米アイダホ州にあるセント・ルークス・メディリアン医療センターにおけるある取り組みが、世界中で話題になっているのでご紹介しよう。

それは、臓器ドナーをみんなで見送る儀式「敬意の道(Walk of Respect)」である。
9月27日に公開されたこちらの動画は、ご家族の了承を得て同医療センターがFacebookに投稿したものだ。

ベッドで運ばれる男性(53)は臓器ドナーであり、今まさに摘出手術のために手術室へ運ばれているという映像である。

勇気ある行動を見届ける

「敬意の道」と名付けられたこの廊下の両側には、家族や友人、病院スタッフが整列している。生前、臓器提供の意思表示をしていたドナーが脳死した後、手術室までの道のりを全員で見送り、敬意を表すものである。

もちろん、ドナーのみならず臓器提供や生命維持装置を取り外す決断をした家族たちにも、その敬意は向けられている。そして同時に、家族たちから病院のスタッフへ感謝の気持ちも伝えることができるのだ。

臓器提供という大きな決断をしても、多くの場合は誰にも知られることなく生涯を終えるのではないだろうか。臓器提供を決断した本人はもちろんのこと、残された遺族たちも、その勇気ある行動を多くの人に知ってもらい、見届けられるというのは救われる思いだといい、今回の動画は多くの共感を得ているようだ。

今後増え続けるであろう臓器提供。関わるすべての人が穏やかに死期を迎え、弔われる方法を模索する必要があるのかもしれない。

参照元:Facebook

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sugi

海外生活に憧れ日本を飛び出した、考えるのは苦手な即実行型。自称人生経験豊富だがフリスクの開け方をつい最近知った実は箱入りアラフォー娘。

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