カップルからファミリーへ
オーストラリア・シドニーの水族館に、人気者のペンギンカップルがいる。2匹の名前は「スフェン」と「マジック」。かけあわせて「スフェンジック」と呼ばれ、親しまれている。
スフェンもマジックも性別はオス。この水族館で初めて誕生したゲイのカップルである。繁殖はできないが、飼育員も来客も2匹の関係を祝福し見守っている。仲睦まじい2匹に対して、飼育員は試しに「ダミーの卵」を与えてみたそうだが、2匹は協力し合い、ダミー卵を大切に守り孵化させようとする様子を見せたという。
先日、オーストラリアのメディアより、「スフェンジックが本物の卵を育て始めた」とのニュースが舞い込んできた。同じ水族館にいる男女のペンギンカップルが2つの卵を産んだため、そのうち1つをスフェンジックに与えたということらしい。
今2匹は初めての抱卵に奮闘中である。スフェンのほうが年上で卵の扱い方は上手く、年下のマジックはまだまだ見習い中のようだが、飼育員は「2匹はいいチームだ」と語っている。
元気な赤ちゃんが孵化するように、日本からも祈りたいと思う。
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