レンジローバーたちが橋に衝突
イギリス北西部を走る高速道路M61で撮影された、レンジローバーたちが話題となっている。
納車されたばかりの新車のはずだが、みるも無残な姿になってしまっているのだ。一体何があったというのか…。
One from yesterday – #M61 Motorway, car transporter driver fails to lower top deck and collides with bridge resulting in turning this Range Rover into a none factory build convertible! Driver reported for due care. @NWmwaypolice pic.twitter.com/SqSj0ctfmw
— GMP Traffic (@gmptraffic) 2018年4月26日
グレーターマンチェスター警察の発表によると、今春、ボルトンのショールームでの展示を終え、次の場所へ移動する際に事故は起きたという。
複数台のキャリアカーで輸送されるレンジローバーたち。しかしそのうちの1台のキャリアカーの運転手は、トップデッキの高さを調整することをすっかり忘れていたようだ。
規定の高さに調整されていなかったキャリアカーに乗せられたレンジローバーたちは、橋に衝突し、屋根部分がえぐり取られる形となってしまったのである。
警察の公式ツイッターでは「オープンカーになっちゃった」と皮肉めいた冗談とともに、被害にあったレンジローバーたちの写真が投稿されている。
莫大な被害金額
.Following a lorry striking a bridge in #Perth…
Bridge has been inspected and has been passed fit for rail traffic.
Cant say the same for the vehicle(s) that struck it… #CheckYourHeight https://t.co/3dUj3OP5Lu
— NetworkRail Scotland (@NetworkRailSCOT) 2018年10月24日
被害を受けた車のうち、価格が約618万円とされているレッドレンジローバーヴェラール2台の損傷がかなり大きいという。
車の屋根部分は後ろを走っていたトラックのフロントガラスにぶつかったというが、幸いにも運転手には怪我はなかった。
その後の調査で、橋はすべての乗り物の高さをクリアできる高さであり、キャリアカーの運転手の不注意によって起きたものだと報告されたようだ。
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日本でも先月の台風21号の影響で、タンカー船が関西国際空港連絡橋に衝突したことはみなさんの記憶にも新しいだろう。
NEXCO西日本によると、橋桁の損傷は著しく、再利用可能な部分を除いては新しい橋桁を製作してかけ直すため完成予定は来年のGWあたりだという。
車や船、そして橋のどちらが被害を受けてもその修復には莫大な費用や期間がかかるのは当然である。
このキャリアカーも走行するルートをきちんと確認し、細心の注意を払っていれば未然に防げた事故だったのではないだろうか。