不謹慎じゃないの!?
アメリカを中心に世界各国で人気を集めている「ポケモンGO」。このゲームを思いっきりパクったと見られるパチモンアプリが現れた。
その名も、「Follow JC Go(イエスキリストGo)」!ポケモンを集めるのではなく、その辺にいる歴史上の聖人を集めまくるゲームである。
日本人の感覚では不謹慎極まりないもののように思えるが、なんとローマ教皇のお墨付きも貰っているというので驚きだ。
こちらがそのプレイ画面。訴えられたら確実に負けるレベルでポケモンGoそっくりである。
制作をしているのは、米マイアミとホンデュラスを拠点とする、カトリック教徒の団体”ラモン・ペイン財団”。
アプリを開いて街を歩くと、ピカチュウやポッポが出てくる代わりに聖人が出てくる。自分のアバターを作ると、パンや水、銀貨などを拾いながら、キリスト教の聖人たちを探して伝導チームに加えるのだ。
教会の近くを通ればアラートがなってお祈りを勧めたり、病院の近くを通ると寄付を募るなど、ポケモンGoとは一味違ったキリスト教っぽいゲームが楽しめるのである。
とはいえ、実際に存在した歴史上の聖人を使うので、倫理的に問題がありそうな感じがあるが・・・なんと、ローマ教皇庁はこれに許可を下したのである!
その理由は、キリスト教の歴史に親しみやすい、新しい伝導の形をとっているからとのこと。聖書を読むよりも、ゲームで始めたほうが今の若者には最適な形なのだろう。
ラモン・ペイン財団によると、ローマ教皇自身もすでにプレイ済みとのこと。
カトリック系メディアの取材において、同財団のリカルド・グルゾナ氏はこのように語っていた。
「教皇はテクノロジーにあまり詳しくはありませんが、畏敬の念を抱いておられます。このアイデアを知られたとき、「技術と伝導が結びついたんですね」と話しておられました。」
教皇の許可が入っているということは、時代に即したクオリティに出来上がっていることだろう。イタリアに行かれた際には是非ともダウンロードしてみてはいかがだろうか。
評価は微妙
10月19日にリリースしてから、現在スペイン語のみ対応しているというが、数週間のうちに英語版、イタリア語版、ポルトガル語版も配信する予定とのこと。
しかし、立派な方々に認定してもらっているとはいえ、ここまでポケモンGoにそっくりだとなかなか受け入れられづらい模様。残念ながら、Googleストアの評価は☆3.2にとどまっているようだ。
アプリのレビュー欄には厳しい声が多く、「異教徒を燃やし尽くすゲームだと思ってたのに全然違ったわ!」といったコメントが多く寄せられていた。