恐ろしい機械に落下した男性
大型の集合住宅やホテルなどには、ゴミの体積を減らすゴミ圧縮機が備え付けられている。
これは上からの強い圧力で大量のゴミを押しつぶす機械だが、人が落ちた時の危険さは想像に難くないだろう。
だというのに、今回紹介する若い男性はここに入り、重体に陥ってしまったのである。
11月2日の金曜日、コロラド州デンバーに住むスコット・ウォルシュさん(22)は、友人が落とした携帯を捜しに行こうと、ゴミ圧縮機の中に飛び込んだ。
映像には、事故現場となったゴミ圧縮機が映っている。マンションの1階の共同スペースにあり、日ごろから住人が使っている機械だったという。
中は真っ暗で、深さは約4.5メートル(15フィート)。しかし入り込んだ瞬間、圧縮機が自動で作動し、ウォルシュさんを押し潰し始めたのである。
現場にいたというウォルシュさんの女友達は、彼の「助けて!」という悲鳴を聞き、もう一人の友人であるマット・ジョンソンさんに通報するよう求めた。
地元紙の取材に対し、ジョンソンさんは「その時にはまだスコットに意識はあった。こっちの呼びかけに「足が折れてる」と答えてたけど、彼自身どれくらい酷いことになっているかわかっていなかった」と語る。
駆けつけた救急によって搬送されたというが、足は骨折し、頭蓋骨には2か所ひびが入った上、首の動脈が破裂しており、現在も重体に陥っている。担当医によると、幸いにも脳や脊髄に損傷はないとのこと。
その後の警察の調べによると、このゴミ圧縮機はゴミの重量に従って自動で作動する仕組みになっており、マンションの管理者に事故の責任はないと断定した。
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友人らが彼を救おうとクラウドファンディングで資金を募り始めると、「恐ろしい」とSNS上で大きく話題となり、多くの寄付や応援の声が寄せられている。