またインドで怪我人続出な儀式が開催!
11月7日水曜日、ヒンドゥー教最大の記念日「ディワリ」がインド各地で祝われた。
ディワリは一年の区切りとして数日間にわたって行われる、日本で言うお正月のようなもの。神様にお祈りをしたり、親戚や友人とプレゼントを持ち寄りお祝いしたり・・・インド人にとって楽しいイベントが盛りだくさんの日である。
そんなディワリの期間中、インド中西部マディヤ・プラデーシュ州のジャブアという街では、一風変わった儀式が行われるのだという。
いいいいっ・・・すげー痛そう・・・!!道路に寝そべるや否や、めちゃくちゃ牛に踏まれまくっているではないか!!
こちらのイベントは、ディワリ期間中の11月8日にヒンドゥー教寺院が行っている「ゲーイ・ガウーリ」という儀式。
地元民によると、この儀式は18世紀まで続いたムガル帝国時代から続いている伝統行事とのこと。
参加するには、頭を布で覆い地面に寝そべるだけ。地域で飼育されているお花で彩られた可愛い牛たちが一堂に会し、寝そべる人間たちを踏みながら全力ダッシュをする。
しかし、ご覧になればわかる通り・・・牛の硬い蹄によって全身に怪我をする。更にその後、怪我したところを牛のおしっこやうんちで処置するしきたりとなっているという。
地元民によると、神様の化身である牛に踏まれることで、幸運がやってきて願いが叶うと言い伝えられているそう。一年の始まりを祝うディワリで牛に踏まれることで、一年の幸運を祈願するのである。
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インドの儀式と言えば、edamame.では過去にも出世祈願として頭にココナッツを叩きつける儀式をお届けしたことがある。
やたらと自分を痛めつけまくる伝統行事が多すぎな気がしてならないが、こうした儀式から、インド人と動物や自然の間にある不思議な関係が伝わってくる。
痛々しい光景ながらも、どこかインド人から牛へのリスペクトを感じさせる・・・そんな奇妙な儀式であった。
参照元:Youtube