壮絶な山火事から1ヶ月
11月前半、米カリフォルニアで大規模な山火事が発生し、多くの家屋が焼け、80人を超える死者がでた。
もちろん、被害を受けているのは人間だけでなく動物たちもそう。中にはペットを助けに行くことができず、焼け死んでしまったという家族も少なくなかった。
今回紹介するアンドレア・ゲイロードさん一家も、愛犬のマディソンとミゲルとはぐれてしまっていた。
飼い犬が餌や水もないまま生きる事なんて難しい。一か月がたち、二匹の命が危ぶまれていた中・・・奇跡が起こったのである。
11月、火が収まった直後に動物愛護団体が捜索を開始し、隣町のシェルターで、片割れであるミゲルを発見。もう一匹のマディソンは1ヶ月経った後も依然見つかっていなかった。
そんな中、避難命令が解除された先日12月7日、ゲイロードさんが自宅の焼け跡に帰ると・・・そこには見覚えのあるクリーム色の毛の犬が。
なんと、マディソンが生きてゲイロードさんの帰宅を待っていたのである。
発見した当時はやせ細っている印象だが、さまよっている間に誰かから餌をもらっていたようで、健康上には問題はなかったという。
動画には尻尾を振ってお気に入りのおやつを食べる様子が映っている。
ゲイロードさんはABCのインタビューに対し、「彼女は本当に世界一の犬。こんなひどい状況にさらされながらも待ってくれていた忠実さを考えると・・・本当に感動してしまいました・・・。」と涙ぐみながら答えている。
愛する家族が戻ってきて本当に良かった。こうした犬の優しさと愛情の深さには、ついこちらまで心動かされてしまう。