どうしても行きたくない用事の前に…

とにかく仕事や学校に行くのが嫌で嫌でしょうがない・・・なんてことは、世知辛い世の中を生きていればたくさんあるだろう。

仮病を使おうにも電話の声でバレるだろうし、「診断書もってこい！」なんて言われたら終わりである。

そんなあなたに向けて、米ロサンゼルスにある会社が素晴らしい商品の開発を始めている。その名も、Vaev Bills（ヴァ―ブ・ビルス）！！

この商品は、一般的な風邪を治してくれるようなものではない。なんと風邪になるためのウイルスつきティッシュなのだ！！

ヴァーブ・ビルスは一応「健康商品専門店」としてスタートしているというが、売っているのは、風邪の人が鼻をかんだティッシュ。

お値段も驚きの約8,780円（$79.99）。これを購入し、粘膜に擦り付けることで風邪になれるという仕組みである。

考案したのは、ロサンゼルスのベンチャー企業「Veav」のオリバー・ニーセン氏（34）。

彼の米紙「Time」の取材では、「いつでも好きな時に風邪をひけるという選択肢は新しい予防医学になる」とのこと。事前に風邪を引くによって、どうしても体調を崩せない時に備えることができるのだそうだ。（本当かどうか不明）

まさに、これは人生をカスタマイズする究極の贅沢であるそうで、箱をリッチなデザインにしたのはその考えからだという。

例えば、楽しみな旅行が近いという時。「体調を崩したくないな…」という時を前に、菌つきティッシュを鼻にこすり付ければ、前もって風邪をひくことができるという。そうすることで、旅行を前に具合が悪くなることはないのだとか。もちろん、休みたいときに休む意味でも使うことができる。

とはいえ、信憑性のほどは正直疑わしい。

これに対し、米アリゾナ州にあるアリゾナ大学の微生物学の専門家・チャールズ・ガルバ氏はこのように話していた。

「風邪の原因となるウイルスは200種類にも及びます。
例え他の人が感染している1種類のウイルスを体に取り入れても、その間に他の何百種類ものウイルスに暴露しているので、あなたの体を守ることはできません。
だから私たちは風邪のワクチンを打たないのです。」

なお、商品となるティッシュはオンラインで集められるという。風邪をひいている人を募集し、同社がティッシュを送った後、10人にくしゃみをさせて送り返してもらうのだという。正直汚い。

現在で1000個のティッシュを仕入れたそうだが、予約販売では既に完売しているとのこと。

もちろんここまでのネタとなると、フェイクと呼ばれることが多いだろう。しかし、社長のニーセン氏は「みんなそうやって言いますが、ちがいますよ」と否定しているという。

参照元：NewYork Post、Youtube、Vaev