氷の下にある丸い層
カナダ・アルバータ州にある人口湖アブラハム湖で、毎年冬になると、凍てついた水の下に不思議な模様が現れるのをあなたはご存知だろうか。
透明度の高い氷の下に、まるで層のように折り重なっている白い氷。よ〜くみると、細かい気泡が混じりこみ白くなっていることに気づくだろう。
この現象は「アイス・バブル」と呼ばれるもので、湖底に自生する植物が生み出すメタンガスによって起こっている。
一年中ガスは発生しており、その量は1日におよそ30リットルほどだという。それがゆっくりと凍りつくことによって、ポコポコとした丸い氷の層ができていくのである。もちろん、ガスなので穴を開ければ爆発する。
数年前に写真がネットで拡散されて以来、今となってはこの美しい光景を一目見ようと世界中から観光客が集まってきているのだとか。近くにはロッジやバーベキュースポットもあるそうなので、絶景を前に一杯やるのもまた一興だ。
実際に足を踏み入れれば、神秘的な空間に息を飲むことだろう。ツアーもあるので、興味がある方は足を伸ばしてみてはいかがだろうか。
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