青い猫や犬が次々と現れる
1月29日のこと。イギリスのエセックス州クラクトン・オン・シーにある住宅が火災になり、敷地内にあるポートと納屋が焼ける騒ぎとなった。
駆けつけた消防によってその日の午後10時ごろに消し止められ、幸いにもけが人はだれもいなかった。消防は出火原因や周辺の調査を行うべく、環境衛生局に連絡をつけたというが・・・その矢先、珍妙な光景が目に飛び込んできたようだ。
青い猫である。なぜか火災が起きた翌日から、猫に限らず犬までもが真っ青になっているらしい。
その理由は、火元となった納屋に置いてあったという青いインク。当時粉末状のインクを8袋を保管していたというが、火災と同時に煙とともに舞い上がってしまったのだ。
飛んだ飛沫は周辺に散っていき、外飼いされている近隣のペットに降りかかって青く染めてしまったのである。
この出来事について地元で犬と猫を飼う女性は、「うちのペットも青くなっちゃったわ。近所でおきた家事で青いインクが飛び散ってたみたいで、消火活動をしてた消防士さんたちもみんな漫画のキャラみたいになっちゃってたわよ。」と地元紙”East Anglian daily times”に語っていた。
なお、環境衛生局の発表によると、飛び散った青いインクは健康に影響はないとのこと。ペットは洗い流せば、そのうち色は抜けるとのことだ。
もちろん、飛び散ったインクは土や車、家にもふりつもっていたとのこと。作業員が再び舞い上がるのを防ぐため地面を掘り返して埋めていたそうだが、色素は数日経てば消えるとのことである。
火災が起きた後だと、まだ少しの間は粉末が空気中に浮遊していることだろう。青く染まったペットたちの見た目は面白いが、農作物などの安全面を心配をしてしまう住民もいるのではないだろうか。