声を使って生活を変える

夜中に目を覚まし、トイレに行くために暗闇の中で、電気のスイッチをさがして扉のカドで小指をぶつけた。

そんな痛すぎる経験をした事はないだろうか。

そういう時に活躍してくれそうなガジェット、それがスマートスピーカーだ。

グーグルやアップル、アマゾン、LINEなどから、つぎつぎ登場した次世代を担う音声を使って色々なモノを操作できる機器だ。

たとえば、照明やテレビ、エアコンなどを音声だけで操作できてしまう。もう暗闇で小指をぶつける心配もなくなるというわけだ。

でも、、、と思った人はいないだろうか？

たしかに便利だと思う反面、「でも、いろいろと面倒くさそうだな、、、」と思ってしまうのも仕方ないだろう。

新しい便利は、新しい不便をつれてくる。

誰が言ったか知らないが確かにその通りだろう。

しかし今、そういったスマートスピーカーとは一線を画す、「声」を使って生活を変えることの出来る商品が話題になっている！

それがLisPee360（リスピーサンロクマル）だ！

いまある家電を声を使って操作できる！

LisPee360は家電のリモコンにも使われている赤外線を利用し、声によって操作できる、音声認識かんたんリモコンなのだ。

家電を買い替える必要も、ネット環境のことも気にせず、買ったその日から使うことができるLisPee360、明らかに他のスマートスピーカーとは違う何かを感じる、、、

というわけで、LisPee360を開発した株式会社レイトロンに直接聞いてみたぞ！

音声認識できるのだから、音声で簡単に設定してしまえばいい！

株式会社レイトロンは、LSIの開発にはじまり「音声・映像・無線通信」の分野で研究開発を行っている会社だ。

今回お話を伺ったのは、宮﨑善行さん。

	LisPee360は他のスマートスピーカーと少し違う気がするんですが、、、

	そうですね、まず大きな違いは赤外線で操作する点です。 他のスマートスピーカーはネットありきで、Wi-Fiなどの無線LANや有線LANで接続された家電でないと操作できないので。

	うちの家にある家電も、スマートスピーカーに対応してるのは無いな、、、

	そうですよね、無線LANで操作できる家電に買い替えてくださいって言われてもツラいし、言ってる人の家にある家電もリモコンで操作するものがほとんどのハズですよ笑

	たしかに、それはそうでしょうね笑

今の家電を見れば、リモコンの主流は赤外線。それなら赤外線で操作できる機器にしようよ！となったんです。

だからLisPee360は、今ある家電を操作できるんです。

	なるほど。ただ、いろいろな機器を操作できる分、設定が大変そうですね、、、

	このLisPee360は、ほとんどの設定を音声でできるんで、簡単だと思いますよ？

	音声で設定できるんですか？

そうですね、音声認識できる機器をスイッチを押して設定するっておかしな話ですよね？

	まあ、たしかにそうですけど、、、じゃあ分厚い説明書を読まなくても、すぐに使いはじめることができるんですか？

	そうです。手順はこんな感じです

テレビリモコン設定

どこのメーカーですか？

パナソニック

パナソニックですね。

	これで設定完了です。これでパナソニックのテレビの操作ができるようになっています。

	めっちゃ簡単ですね！

	Wi-Fiなどのネット環境が無いから使えない パソコンが分からないから設定できない 分厚い説明書を読むのがムリ、、、 そういう人でも使えるようにと考えた結果、とにかく簡単に設定できる形になりました。

	機械に疎い人にはありがたいですね！

	LisPee360は１つのワードで最大10個の操作が可能なので、「ただいま」というだけで、部屋の照明、エアコン、テレビでDVDを再生させることも可能なんです。

こんな小さいのにすごい可能性を秘めたLisPee360

	何度も同じような事を言わなくても、一度で済むのはいいですね！

スマホは便利、だけどみんなが使いこなせるわけじゃない

スマートフォンなど、最新機器を使いこなせる人はどんどん便利な生活になっていますよね、そして使いこなせない人との差はドンドン広がっています。所謂デジタルデバイド問題です。まずその差を無くしたいと思ったんです。

	そうですね、ご高齢の方や、そういったことが苦手な人にとっては、スマホは便利かもしれないけど、もはやよく分らないモノになってるのかもしれないですね、、、

	それはUI（ユーザーインターフェイス）の問題だと思っています。

	UI（ユーザーインターフェイス）？

	簡単に言えば、人と機器とを結ぶ方法です。そこで、デジタルデバイド問題が一番解消される方法が「声」を使ったUIだと思ったんです。

	なるほど。

昔はテレビ本体についてるダイヤルを回してチャンネルを変えてましたよね？かなり昔の話ですが笑

	そうでしたそうでした笑

	それがリモコンに変わって、だいぶん便利になりました。でも、それからはずっとリモコンのまま。

	たしかにそうですね、、、。ではその人と機械を結ぶ方法がLisPee360だと？

	そうです。人と機械を結ぶもの、それがLisPee360なんです。 人と機械を結ぶ方法を音声へと変えることによって、今以上に生活が便利になると思っています。 そしてそうなってくれば、声を使ったUIが一般的になってくるんじゃないかと思っています。

	たしかに、家電のUIが音声を使ったものになれば、リモコンがこの世から無くなるかもしれないですね。

こちらは、LisPee360よりもいろんなことが出来るコミュニケーションロボット「チャピット」

当然のように、指でスマホのディスプレイをタップし、テレビのリモコンを押したりしているが、それが「音声」へと変わることでどれだけ便利になるのだろうか。

それが変わった世界では、使いこなせる人と使いこなせない人という、デジタルデバイドの差が縮まり、みんなが便利な生活をできるようになっているかもしれない。

新しい技術、新しいデバイス、新しいサービス、そういったものが生まれてくるのは、素晴らしいことだ。

しかし、それが一部の人にしか享受できないとすればどうだろう？

冒頭の例え話にもどるが、夜中に目を覚まして暗闇で電気のスイッチを探すのは、若者だろうか？それとも高齢の方だろうか？

LisPee360は、「一部」の人しか享受できないその便利を「みんな」が体験できるものへと変換できるかもしれない可能性があるのだ！

LisPee360は、今ある家電と人とを結び生活を便利にしてくれるに違いない！

もっと詳しくLisPee360のことを知りたくなった人は、こちらのページをご覧ください！

提供：株式会社レイトロン
撮影：edamame.編集部