そんな風に選んでいいんか！？
金もないしモテねえんだ！と叫ぶ人は世の中には少なくないが、そんなあなたにビッグチャンス。結婚もできるしお金もゲットできる超スゴい募集案件が飛び込んできた。
その内容は、「娘と結婚したら3000万円あげる！」というものである！！うおおおおお！話が美味しすぎる！！！
しかも、その結婚相手を探しているという26歳の娘さんがこちら。
大枚叩いて結婚相手を探す必要なんてないほどの美貌である。これだけ綺麗なら普通に見つかるだろうに・・・。
彼女の結婚相手を探しているのは、タイ南部のチュムポーン県でドリアン農園を営む、アーノン・ロッドトン氏（58）。
彼はタイ有数の億万長者として知られているが、今回、事業を手伝っている娘のところに婿に来てほしいと考えているのだとか。
そして、娘の幸せのためなら農園の一部を売却し、約3490万円（1億バーツ）を与えると宣言しているのである。しかも、彼にはすでに跡取り息子もいる上、他にも何人か子供がいるにも関わらず・・・である。
だが、ロッドトン氏の決意は固い。素晴らしい人が見つけられれば、彼自身の遺産を放棄することも厭わないとも語っているという。
「誰かに私のビジネスを大切に続けてもらい、最後までやり遂げてほしいのです。
学士号や、修士号など、学歴は一切問いません。
私はただ、とにかく勤勉な人に来てほしいのです。それが全てです。」
タイの男性は、結婚したい女性の元に結納金を持っていく文化があるというが、ロッドトン氏はそれは一切いらないとしている。お金や学歴がなくても、自分のビジネスを引き継ぎ、とにかく頑張って働いてくれる人を選びたいのだろう。
一方で、娘のカンシター・ロッドトンさんがこの事実を知ったのはほんの最近のことだそう。
「私の友達がフェイスブックの投稿を見せてきたとき初めて知りました。
最初はとても驚きましたが、面白いなとも思いましたよ。
私はまだ独身です。そのうち誰かと結婚しなければならない時が来たとしても、私の家族も認める勤勉な方がいいです。」
地元メディアの取材にはこの様に答えていたというが、言うまでもなく応募が殺到しているのだという。それだけあり、娘さんは「お金が欲しいんじゃないの？笑」とも口にしていたそう。
これにはSNS民たちの間では「かわいそう」「幸せになれないよ」と物議を醸していたそうだが、もちろん、コメント欄にも世界各国から求愛のコメントが寄せられていた。
そんな中、父親のロッドトンさんからアナウンスが発せられた。
仕事の邪魔になるから中止じゃ！
発表からわずか一週間。なんとすでに1000万件もの応募者がきているそうで、ロッドトンさん親子はてんやわんやの状態なんだとか。
理想的なお婿を見つけたいがため、農場に呼んで選ぶ予定だったとのことだが・・・車はわずか100台しか止められず、最大で300人までしか収容できない状況にある。だというのに毎秒のようにかかってくる求婚の電話の対応に追われてしまい、本業に集中できないという事態に陥ってしまったのだ。
そこで、ロッドトンさんは娘さんとともに中止を発表。タイのメディア「duriy duri」においてこのように答えていた。
当初は4月1日まで応募を続け、チャンタブリー県のノエン・スン・マーケットに招き、10人から20人ほど興味がある人を見つけられればよかった。しかし、私たちはこれ以上の混乱を呼ばないように中止するようにしました。
ですが、彼女が本当に愛している義理の息子にも財産と家を与える予定です。
私は娘が自然な方法で男性と出会わせてあげることを選びました。心からのお詫びを申し上げ、我々の気持ちを尊重してください。
ロッドトンさんの言葉にはどことなく反省の色がにじんでいる。娘さんの幸せを祈るなら、これがベストの答えなのだろう。
