いたずらの範疇を超えた犯行
アメリカ・ウィスコンシン州にて、義理の父親に牛用の薬剤を飲ませたとして、17歳の息子であるタイラー・マローンという少年が逮捕された。
発端となったのは去年1月のこと。彼の義理の父親は、いきなりろれつが回らなくなり、呼吸も苦しく、頬が重く垂れ下がるかのような感覚を覚えたという。
すぐさま病院を受診したが、その症状はストレスや睡眠不足が原因であると診断を受けたという。
しかしその後、再び同じ症状が現れたのである。それはエナジードリンクを飲んだ直後に体がおかしくなったことから、義父はこの飲み物が原因であると疑い始めた。
義父はすぐさま地元ロック郡の保安官事務所に報告し、サンプルとしてドリンクを送付。調査の結果、中からは”オキシトシン“と”キシラジン“という成分が検出されたのである。
オキシトシンは牛の出産時やミルクの分泌を促進させるホルモン、そしてキシラジンは牛や馬の鎮静に用いられるものである。彼の家は牧場を営んでおり、この二つの薬剤を倉庫に保管していたという。その時までに、倉庫にしまっていた薬剤の空瓶と、使用済みの注射器が発見されていた。
以上の情報から警察が調査をしたところ、犯人は息子のタイラーであることが明らかに。「面白いかなと思ってやった。」と語り、容疑を認めたという。
ちなみに息子の悪事は初めてではなく、去年2月にも、学校のメールをハッキングしたことから退学処分となっていた。
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