排斥していた男自身が・・・
海外で様々な事件を起こしている、ネオナチ。
外国人排斥主義や、白人優越主義といった様々な派閥が存在するが、小児性愛者や同性愛者に強く反対するグループが多く、暴行事件も多発している。
今回起訴されているジャック・レンショーという男も、イギリスを拠点とするネオナチ集団「ナショナル・アクション」の幹部として所属していた。同団体は、暴力事件や議員殺害事件を起こしたことから、イギリスにおいて非合法化されており、テロリスト集団として扱われている。
レンショー被告は2017年にユダヤ人虐殺を訴え、人種差別を扇動した容疑で逮捕されていた。
しかしそれから3年後がたった先日、警察の調査で、彼は未成年の少年へ性的暴行をしていた疑いが浮上。彼はフェイスブックの小児性愛者グループに入り、2016年2月から2017年1月まで、13歳から14歳の少年と関係を持っていたとみられている。
証拠としてあげられたメッセンジャーの内容には、一晩約4万円(300ポンド)で性行為を持ちかけていた痕跡が残っていたという。他にも、スマホから少年の裸の写真が発見されるなど、次々と証拠が明るみになった。
3月後半に行われた裁判において、レンショー被告は「悪意のあるハッキングを受けた」「結婚は異性以外ありえない異性愛者だ。同性愛は不自然。」「警察の作り話である」と容疑を否認。
しかし陪審員は彼の訴えを信じることなく、有罪判決が下った。彼は性犯罪者リストに10年間載ることとなり、懲役16ヶ月が課せられた。
小児性愛と同性愛に反対する張本人がどちらにもあてはまるという、なんとも皮肉な事件であった。
参照元:Independent、Facebook