GWなど大型連休明けは、不登校の児童が増える傾向にあるという。新学期から張り詰めていた緊張の糸が切れると同時に学業や友達関係などでつまづき、学校へ行くことを憂鬱に感じたりするからだ。
周囲に相談できる人がいればいいのだが、友達関係に悩む人にとってそれはそう簡単なことではないだろう。
アメリカに住む少年も友達がいなくて悩んでいたようだが、彼が相談した相手は意外な人物だった。
警察官に悩みを相談した少年
それは、なんと警察官。
5月7日、米フロリダ州タラハシー警察に1本の通報が入った。電話の主は6歳の男の子。彼は応対した警察官にこう話したという。
僕、友達がいなくて寂しいんだ。友達になってくれませんか?
小さなサインも見逃さず対応
普通なら、「そんなことで緊急通報してはいけないよ」と諭す場面なのかもしれない。
しかし、少年にとって友達がいないことは”そんなこと”ではないと感じた警察官は、少年の元へ駆けつけたのだ。
警察官から友達になることを約束され、パトカーの中を見せてもらったりぬいぐるみをもらった少年は満面の笑みを見せている。警察官が公式Facebookページに「我々に新しい友達ができました!」と投稿すると、「彼の心に寄り添ってくれてありがとう」「こんなニュースいいですね」と多くの称賛コメントが寄せられることとなった。
大人にとっては些細なことかもしれない。しかし、子供たちにとって友達がいないという寂しさは計り知れないに違いない。そんな小さなサインも見逃さずにきちんと対応した警察官はやはり最高ですね。