【閲覧注意】密猟者にツノを切られ瀕死状態のサイの動画に「この現実から目を背けてないで!」

動物

南アフリカにある「クルーガー国立公園」は、世界一の動物保護区である。

しかし、近年はその野生動物たちを狙った密猟者が後を絶たず、今年4月にも無断で侵入した密猟者がゾウに殺されライオンに食べられてしまうという事件が起きたばかりだ。

あまりにも無残な現実

亡くなった密猟者はサイの密猟に及んでいたというが、今ある動画が拡散されている。

5月11日、南アフリカ出身の元クリケットイングランド代表選手であるケビン・ピーターセンさんがTwitterに投稿したものである。あまりにも無残な動画が我々に現実を突きつけ、そして世界に衝撃を与えている。(※瀕死状態の動物が映っているので閲覧にはご注意ください)








密猟者にツノをえぐり取られ瀕死状態の2頭のサイは、わずかに動いてはいるものの見るも無残な状態だ。

そしてケビンさんは動画とともにこのような文面を投稿している。

これがサイに毎日起きている現実です。不快で卑劣極まりない行為だ!

増え続けるサイの密猟に歯止めを!

ケビンさんは故郷で繰り返されるサイの密猟の特集を組んでおり、動物保護に全力を注いでいる。

今回このような無残な動画を公開したことも、サイに起きている現実から目を背けず世界中の人に知ってほしいという思いからだ。

自然環境保護団体である世界自然保護基金(WWF)によると、2007年には13頭が密猟され、その数は年々急激に増加し、2013年以降は1000頭を超えるサイが密猟者により殺されているという。その背景には、ベトナムなどアジア地域で高価な薬の原料になるとされる、サイのツノを狙った国際的な犯罪集団の存在があるようだ。

人間の金儲けのために動物たちの命を奪う密猟行為は断じて許されるものではない。南アフリカ政府はこのような事態を受け、密猟者に対し有罪判決を下すなど法執行の強化を図っているというが、より一層厳しい取り締まりが必要なのかもしれない。

参照元:Twitter

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sugi

海外生活に憧れ日本を飛び出した、考えるのは苦手な即実行型。自称人生経験豊富だがフリスクの開け方をつい最近知った実は箱入りアラフォー娘。

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