悪魔にそそのかされた牧師がSUVを盗む!?
ナイジェリア・ラゴス州にあるキリスト教会の牧師が、自動車販売店からSUVを盗んだとして話題になっている。いうまでもなく逮捕されたものの、その犯行動機はなんと「悪魔にそそのかされたから」というものだった。
逮捕されたのは、地元の牧師のエレミア・エヒンデロ(41)と他3人の男。
この出来事の前、彼は教会の改修をするために、近隣の銀行から約20万円(65万ナイラ)を借りていたという。返済は信者による寄付をアテにしていたというが、3ヶ月後、彼の予想に反して寄付が全く集まらなかった。
もちろんこの間にも、銀行の催促は続いている。そんな時、エヒンデロ容疑者の脳裏に「車を盗んで売り飛ばせばいい」という悪魔の囁きが聞こえてきたというのだ。
ナイジェリアの捜査機関、連邦特別強盗部隊(FSARS)によると、エヒンデロはトヨタハイランダーSUVを盗んだという。
現地価格で約36万円(120万ナイラ)もするもので、ナイジェリアの一般市民では到底手が届かない超高級車。エヒンデロもそんな金を持っているわけもなかったが、カーディーラーに自らを聖職者であると告げ「伝道に使うため」というと試乗が許されたという。
しかし、エヒンデロは乗ったまま二度と戻らず、携帯の電源を切り、ナンバープレートを外してそのまま60万ナイラで売りとばしたのである。
被害にあったカーディーラーは、1日経っても戻らなかったことからすぐさま通報。捜査官は車の行方を隣の州まで追跡し、回収に成功したという。
これにより、牧師と共犯のカーディーラー3名を逮捕。1人は容疑を否認しており、「盗まれたものだと知ってたら買わなかった」と明かしている。
聖職者なのに、悪魔を方便に使うだなんてやりたい放題である。
参照元:Daily Post、Facebook