貝類だって逃げます。
水辺に住む貝類は、硬い貝殻に身を包まれているため、俊敏に動くイメージは少ないだろう。
だが、彼らだって捕食されるのは困る。しばしばお寿司屋さんに並ぶホタテだって必死に逃げるのだ。今回は、そんなホタテの仲間であるイタヤガイのちょっと驚く映像を紹介する。
どこかじわじわくるその動きをご覧あれ。
口をぐ〜っと開けているとおもったら、パクパクと開閉しつつ一目散に逃げていく。水の透明度が高いため、ホタテがまるで空を飛んでいるように見える。
こちらの映像は、オーストラリア・モーニントン半島のダイバー、ジュールズ・ケイシーさんが撮影したもの。海の中のさまざまな生き物をGoproで撮影し、インスタグラムに投稿している。
今回紹介しているイタヤガイは、日本のホタテとは厳密には異なり、暖かい海域に生息している。
貝柱が発達しているためよく動き、ヒトデなどに襲われた際には移動することがあるという。貝柱で貝殻をパクパク開閉させ、接合部の横あたりから勢いよく水を出して素早く移動するのだ。
ホタテを販売する”さるふつホタテ便”によると、一回の噴射でおよそ1メートルも進めるのだとか。
こうしたホタテの大脱走は、水族館のふれあいコーナーでもご覧いただくことができる。手を近づけると、蜘蛛の子を散らすように逃げるホタテが見られるかもしれない。
普段はお寿司屋さんなどで見る生き物(食べ物)なのだが、これだけ生き生きとした姿を見ていると、ちょっと可愛く思えてくる。
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