猿の世界にも石器時代が到来か!?
今からおよそ200万年前、人類は石を使い狩猟や採集を行う旧石器時代が到来していた。それを彷彿とさせるように、動物園にいる猿が、驚くべき行動をとったとして話題になっている。
撮影されたのは、中国・河南省にある動物園。ここに、ひときわ賢い子供の猿がいるのだそう。
小さなお猿さんが、強化ガラスでできた壁の前にいる。向こう側に行きたかったのか、何度も石をぶつけていた模様。
ゲストたちは当初、その様子を微笑ましく見ていたようだが、次の瞬間・・・ガラス全体に一気にヒビが!
猿も驚いて一目散に逃げていき、ゲスト側もこれには悲鳴を上げる。幸い破片が落ちてくることはなく、猿も怪我をせずに済んだようだが・・・まさか割れるとは誰が思っていただろうか。
飼育員によると、この猿は他の個体よりも突出して頭が良いそうで、与えられたくるみを石を使って砕くこともあるのだという。
この事態を受け、動物園側は猿のケージの中からすべての石を取り除いた。
中国のSNS”ウェイボー”でこの動画が拡散されると、「猿が進化してる!私たちの仲間いりだ!」「この猿は石器時代に生きているのか!?」といった驚きの声が続々と寄せられた。
ちなみに、石を使う猿が見つかったのは今回が初めてではない。
ナショナルジオグラフィックによると、ブラジルのセラ・ダ・カピバラ国立公園に住む猿の一種・ヒゲオマキザルは、石を使う習性がすでに確認されている。その他に、ヒト以外の霊長類で3種類の動物が石を使っているのだとか。
動物園の猿が石を使うのはなかなか珍しいことであるが、猿の世界にも進化がやってきているのかもしれない。
参照元:Youtube