彼女の職業は…
突然ですが、こちらの女性の職業を推測してみてください。
カラフルに染めた髪の毛、全身に彫られたタトゥーにボディピアス。そんな風貌から多くの人はタトゥーアーティストやミュージシャンなどを思い浮かべるのではないだろうか。
だが、それは完全なる独断と偏見によるものなのかもしれない。
彼女の職業は「医師」である。
有能であれば見た目は問題ない
オーストラリアはアデレード在住のサラ・グレイさん(31)は、ボディーアートと医学をこよなく愛する女性だ。これまで結びつくことのなかった2つの分野だが、サラさんは人々の固定観念を覆そうと新しいタイプの医師を目指している。
医師はこうあるべきだという昔ながらの考えを取り払い、仕事に自信があり有能であるのならば見た目は問題ではないとサラさんは考えているのだ。
人を外見で判断しないで
サラさんが初めてタトゥーを入れたのは16歳のとき。現在はタトゥーアーティストの夫とともにタトゥーショップの経営にも携わっているというが、彼女のポリシーは不快な言葉や絵柄は彫らないということだ。ただただ、アートとして楽しみたいということだろう。
仕事中は「カラフルな医師」という以外、患者も医療関係者たちも彼女のことを特別扱いすることは何一つない。自分の好きなボディーアートを医療の妨げになると否定することは、自分自身を否定することになるのだとサラさんは話す。
人を見た目で判断しないでというサラさんの思いだが、やはり印象というものは大事で外見でしか判断できない場合も多々あるだろう。だが、モデル業界に現れたプラスサイズモデルなど、時代の流れとともに状況は少しづつ変化していっているのかもしれない。
参照元:Instagram