窃盗か?それとも名誉ある救出か?
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スペイン・バルセロナを拠点とするイギリス人、ミシカル・ミア氏は、インスタグラムを中心に多くのファンを抱えるヴィーガン活動家である。
普段は畜産に反対する投稿をしているが、9月3日、突如顔から流血している自撮り映像を公開。
非常に痛々しい映像だが、のちの報道によると、ミア氏はウサギを救出した後、追いかけてきた畜産農家からの攻撃を受けたことが明らかになった。
▲持ち出されたウサギ
ミア氏の投稿では、9月3日、バルセロナ近郊にある畜産農家からウサギ16匹を助けたと語っている。助けたというと聞こえはいいが、法的には窃盗行為にあたる。
そのままミア氏らは車で走り去り、現場から200キロ離れたところでウサギに餌を与えていた。だが、畜産農家のグループが彼女らを追いかけ、車5台で周りを取り囲んだのである。
そしてミア氏の車をショットガンで撃ち、破片により頬を負傷。だが、これによりウサギを取り返されることはなかったそう。
この出来事がおき、通報して1時間後にカタルーニャ警察が到着。安全な場所に誘導されたというが、現場の確認が取れるまで家に帰れない状況が続いたという。
ちなみに救出した16匹のウサギは無事とのことで、彼女は「地獄の穴から遠ざけることができました。畜産家がどれだけ凶悪か知ってもらいたい」と報告していた。
この投稿に対し、「ウサギが無事で何より」「16匹が生きて自由になったことがただ嬉しい。」と称賛する声が寄せられていたが、一方で「銃で撃つのが犯罪なのに、敷地内に侵入して盗みを働くのを正当化するなんて、どういう理論?」「これは窃盗に対する応酬だ」という厳しい声が多かった。
この事件についてカタルーニャ警察は「当時、2つのグループ間に緊張状態が走っており、さらなる抗争を防ぐため一時的に活動家グループを遠ざけました。調査は現在も進行中です。」と明かしている。
参照元:Instagram、Daily Mail