ゾウが突如イベントで暴走
9月7日、スリランカ・コロンボ近郊の町、コッテで行われたお祭りにて、突如ゾウが暴走し、多くのけが人を出す事故が起こった。
地元メディアによると、被害者は少なくとも17人。スリランカ有数の伝統的な祭りだが、ゾウを使ったパレードに「動物虐待だ」と国内外から大きな批判が集まっている。
こちらが事故発生当時の映像である。青い電飾をつけているゾウに注目して欲しい。
現場では、伝統衣装をまとった楽器隊がパフォーマンスをしており、多くの見物客で賑わっている。しかし、画面には映っていないが一頭のゾウが暴れ出し、人々はパニック状態になり逃げ出した。
今度はその逃げ出す人々が青い電飾のゾウにぶつかってしまい、驚いて駆け出してしまった。
楽器隊の人々をなぎ倒し、瞬く間に走っていくゾウ。やがて上に乗っていた男性も落ちてしまい、調教師が追いかけるも止まらなかった。
その後、パレードは一時中断され、負傷者は地元の3つの病院に緊急搬送されたという。
こうしたゾウを使ったパレードは、古くから毎年行われている伝統行事だが、しばしば炎上している。
今年8月にも、スリランカ最大の仏教の祭典「エサラ・ペラヘラ」に、仏歯寺で飼育されている70歳のゾウが無理やり出演させられ、終了後に倒れるという事態が起こっている。
この事態はSNS上にて拡散され、タイの動物愛護団体「セーブ・エレファント・ファウンデーション」は、スリランカ当局に対策を指示していた。
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