学校に化粧をしてくるな!→ぞうきんで顔をごしごし
女子中高生は少しでも可愛くなりたいお年頃だけあり、学校にこっそりメイクをしてくる子もいるだろう。
とはいえ校則は校則なので、学校側は親に連絡したり、反省文を書かせたりといった措置を取るのが一般的だ。今回のように、昇降口の前で先生が雑巾で顔を拭かせるなんてことはさすがに許されないだろう。
この映像は、中国・貴州省にある高校で撮影されたもの。キャリーケースを引いている学生もいるところから、校外学習の途中の映像にも見える。
どちらにしろ、入り口の周りに並んでいる女子生徒たちは、男性教師に雑巾で無造作に顔を拭かれていくのだ。女子学生たちは、メイクをしているしていないに関わらず拭かれているようだ。
しかも、全員同じ雑巾で拭かれており、バケツにたまっている水はひどく汚れている。
動画内で男性教師は「あなたの目もと赤いぞ。今年流行ってるアイシャドーの色だな!」と言いながらゴシゴシと拭いていく。他にも、顔を手で覆い、拭かれるのを拒んだ学生を引き剥がす教師もいたという。
強いショックを受けただろう女子学生は、顔を抑えながら建物に入っていった。
これを報じた江蘇省のメディアによると、この学校にいるほとんどの学生は、親が出稼ぎでいないという子供たちだという。そのため学校は、「親から教えられるべき躾けや美学をしっかりと教えなければならない」としている。
さらに同メディアの取材で男性教師は「1人がメイクをして来たら、影響を受けて更にたくさんの学生がメイクをしはじめる。よくある問題ですが、学校において重大な事態だ。」と語った。
この映像は中国のサイトに大きく取り上げられ、SNS上で大きく炎上。「同じバケツでふいてる。衛生的に悪い」「女子学生をいじめて喜んでる。セクハラでは?」といったコメントが相次ぎ、この教師はやりすぎだという意見が多くあった。
一方で中には「メイクはやらせないほうがいい。化粧品は若い肌を痛める。」といった賛成する意見もあった。
メイクを禁じるのは納得する人は多いだろう。しかし、この方法で、万が一目や肌に炎症が起こったらどう責任を取るつもりなのだろうか。