新学期シーズンだよ!
9月といったら、アメリカでは進級を伴う新学期シーズン。
それに合わせ、新年度の学生向けグッズのセールも開催されるため、現地のテレビなどでは多くの新学期セールのCMが流れ始める。
今回のCMもその一つだが、とっても明るい雰囲気だと思いきや・・・衝撃的な展開となるため、多くのアメリカ人を震撼させているらしい。
それがこれだ!
「僕のママが今年、新学期にあわせてこのパーフェクトなバッグを買ってくれたんだぜ。」と得意げなセリフをいう男の子から始まるこちらの動画。
「このカラフルなバインダー、整頓にとっても役に立ってるの」「このヘッドホンは勉強のために欲しかったんだ」と次々と紹介していく学生たち。バインダーからヘッドホンまでなんでも取り揃えてます・・・ってお店の広告だろうか?
しかし、「このスニーカー今年欲しかったやつなんだ!」と廊下を走っている少年の動画になり、後ろで不穏な雰囲気が漂う。
洋服でドアを縛る女の子、スケボーで窓を破る男の子、そして学校の窓から逃げ出す学生たちがうつり・・・やがて血だらけの女の子を、靴下で応急処置する女の子が。奥には、ゆっくりと歩いている不審人物が。
暗いトイレで「ママ大好き」と送るのは、スマホを紹介する女の子。最後に扉が開く音が聞こえ、恐怖で目を閉じる。
最後に流れるのはこのメッセージ。
「新学期が始まりますが、これがどういうことかお分かりかと思います。サインがわかっていれば、学校の銃乱射は予防できるのです。」
そう、これは銃乱射事件をテーマにしたCMだったのだ。
こちらの映像は、コネチカット州ニュータウンにある非営利団体「Sandy hook promise」が公開した映像。ここは子供達を銃による暴力から守り、遺族をサポートするために創設されたグループである。
今回のCMをみて、少しでも銃のありかたを再考する人々が増えることを祈るばかりだ。
参照元:Youtube