デスクワークを続けてたらこうなる!
ドライアイやスマホの使用によるストレートネック、座りっぱなしによる足のむくみ・・・デスクワークによる人体への弊害は意外にも大きい。しかし、「パソコン使わなきゃ仕事になんねえんだよ!」という人は当然多いはず。
では、そうした生活を20年間続けていたらどうなるか。それをシュミレーションして作られた、実物大の再現モデルが登場した。
それがこちらだ!!
「うっ・・・自分に似てる!」と思った方もいるのではないだろうか。
こちらの人形は、イギリスの未来学者、ウィリアム・ハイアム氏率いるチームによって作られたもの。「エマ」という名前が付けられた等身大の人形である。
ドライアイのせいで真っ赤になった目や、浮腫んだ手足や、ストレスによる湿疹・・・そして猫背による体型の崩れ。とてもリアルである。
筆頭研究者であるハイアム氏は、イギリスの現地メディアに対し「デスクでの姿勢を見直したり、定期的に歩いて休憩をとったり、ワークスペースの改善など・・・労働環境に根本的な変化を起こさない限り、オフィスは私たちを非常に不健康にするでしょう」と語っている。
フランス、ドイツ、イギリスの3000人以上のデスクワーカーを調査したところ、50%が目の痛み、49%が凝り、48%が頭痛を起こしていたという。
このデータをもとに、もし今の労働環境のまま20年が経ったら、平均的なオフィスワーカーはこのような姿になるだろうと考えられた。
またハイアム氏は、「今回の研究報告で、雇い主と労働者が今すぐ行動し、健康状態の改善に取り組む必要があることを示しています」と明かしていた。
ちなみに今回の結果は、くれぐれも科学的な理論に基づいて発表されたものではないことに注意してほしい。今回の人形も、オフィス家具専門店で製作したため、ある種の広告である可能性は否めない。
とはいえ、私たちのライフスタイルを再考するいい機会になったかもしれない。動画の背景に写っている労働者が、エマと全く同じ姿勢で仕事をしているところに、筆者はリアリティを感じた。
これでちょっとでも運動してみようという人が増えたなら、企画は大成功だろう。