捨てられていたワンコの顔にシッポ!?
11月9日、米ミズーリ州で凍えるような寒さのなか遺棄されていたワンコが今話題となっている。
生後10週間とみられる可愛い子犬だが、他のワンコとはちょっと違う。
動画を見てもらうと一目瞭然だが、眉間からまるでシッポのようなものが生えているのである。そしてそのシッポはワンコが動くたびに左右に揺れるのだ。
虐待されたり障害のある動物を保護する非営利団体によって保護されたワンコは「ナーワル」と名付けられた。そして、保護された際に足には凍傷とみられる症状もあったが、現在は回復に向かっているようだ。
可愛いワンコに里親希望者が殺到
ナーワルの健康状態をチェックする獣医師によると、レントゲンを撮ったものの顔にあるシッポに神経は通っていないという。特に役割はないが、痛みなど体に及ぶ悪影響もないため、このまま放置しておいても問題はないという見方をしている。
同団体のFacebookページに投稿されるやいなや、7000件以上もの問い合わせがあり、ナーワルを引き取りたいという申し出が殺到しているという。だが、予防注射など医療処置も済んでおらず、里親の手続きをするには時間が必要なようだ。また同時に、シッポが肥大化したり問題が起きたりしないかなども合わせ、もうしばらく施設のほうで経過観察をしていく方針だという。
この変わった見た目のせいで捨てられたのかどうかは定かではないが、動物を遺棄する行為は断じて許せるものではない。あのまま保護されずにいたら、低体温症などで命を落としていた可能性もあるのだ。なんの罪もない動物たちがこれ以上犠牲にならないよう、願うばかりである。