生まれて初めて色のある世界を見たら…
11月21日、米ミネソタ州の学校で色覚異常に関する科学の授業がおこなわれていたのだが、このクラスには極度の色覚異常でほとんど色の見えない少年ジョナサン・ジョーンズくん(12)がいた。
そして、授業の中で自身も色覚異常があるという同校の校長先生が補正メガネをジョナサン君に手渡したのである。生まれて初めて色のある世界を見る少年は一体どのような反応をするのか。
「どうだい?」と聞かれると必死で笑顔を作って親指を立てるが、感動のあまり涙が止まらない。クラスメイトや授業を見学に来ていた母親もみんな笑顔になり、校長先生はジョナサン君を強く抱きしめるのである。
そして、ジョナサン君にこう語りかけた。
私たちが生きるこの世界は美しいだろ。今日はそのメガネを持ち帰って、できる限りたくさんの色を見ておいで。
補正メガネの購入に寄付金が集まる
この様子を兄のベンさんがSNSに投稿すると、瞬く間に拡散され反響を集めた。ジョナサン君へのサポートの声が集まるなか、クラウドファウンディングを立ち上げると、これまで家庭の事情で購入できなかった補正メガネの購入費用約38,000円の目標金額を大きく上回り、現在では330万円以上の寄付金が集まっているようだ。
家族は、会ったこともない我が子のために手を差し伸べてくれる人たちに感謝するとともに、今回集まった寄付金はジョナサン君同様に補正メガネを必要とする人たちへ寄付することを約束した。
今回の出来事には「銃殺人のニュースばかりじゃなくこんな心温まるニュースを届けて欲しい」「色がある世界が当たり前だと思ってたけどその美しさを改めて考えさせられた」「いい学校、いい先生に恵まれたね」とたくさんの声が寄せられている。
参照元:YouTube