追突されたスクールバスの内部映像
2019年12月19日、オハイオ州ペリー郡を高校生たちを乗せて走行していたスクールバスに、信号無視をした車が衝突する事故が起きた。
その時スクールバスの車内はどうなっていたのか、今月10日同州ハイウェイパトロールにより公開された映像をご覧いただきたい。
衝突された衝撃に驚き生徒たちは必死で座席をつかむ。が、次の衝撃で生徒たちの体は車内の天井にたたきつけられ、その後バスが横転したため、右側に投げ出されるのである。
当時、バスドライバー(74)以外の生徒たちはシートベルトをしていなかったとみられている。
事故のトラウマを抱える生徒たち
Injured student describes chaos, panic after crash that overturned Perry County school bus https://t.co/HEnBtLTkQZ #10TV pic.twitter.com/pzCYmFLP3w
— 10TV.com (@10TV) December 24, 2019
こちらが事故現場の様子である。生徒たちが右側に投げ出されたのはバスがこのように横転したためだとわかるだろう。
この事故で、バスに乗っていた25人のうち生徒8人とバスドライバーが病院に搬送された。信号無視をした車の運転手(47)も重症を負ったが、運転免許証は2000年に失効していたという。
事故から1ヶ月経った今も、悪夢にうなされたりスクールバスに乗れないなどトラウマを抱える生徒たちは多い。当然、バスに乗っていた生徒たちが被害者であることに変わりはないのだが、もしシートベルトをしていたら事故で受けた衝撃も少しは変わっていたのではないだろうか。今回の事故を受け、スクールバスのシートベルトを義務付けるべきだとの声が上がっているのは当然のことだろう。