車が横断歩道でベビーカー直撃
2月7日、ウクライナ・エネルゴダル市の横断歩道で起きた事故の様子を捉えたドライブレコーダーの映像が話題となっている。
左側からやってきた車が停車したため、マリア・トカチェンコさん(34)は生後3ヶ月になる赤ちゃんを乗せたベビーカーを押しながらゆっくりと歩き始めた。
だが、次の瞬間、奥側のレーンを走る車が減速することなく横断歩道へ突っ込み、マリアさんが押していたベビーカーを直撃してしまったのだ。
赤ちゃんを乗せたベビーカーは宙を舞い、数メートル向こうへ飛ばされてしまったのである。
飲酒運転で起きた事故だった
事故を起こした車から出てきた男2人は、すぐさまベビーカーのもとへ駆け寄り謝罪したと言うが、マリアさんは男たちからアルコールの匂いがするのに気付いた。案の定、彼らからは基準値となる呼気中アルコール濃度の9倍もの数値が検出され、飲酒運転による事故であることが明らかとなったのである。
赤ちゃんはすぐさま病院に搬送されたが、医師によると頭部外傷や骨折など目に見える怪我は負っておらず、比較的安定した状態だという。とはいえ、いつ容態が変わってもおかしくない。マリアさんは精密検査が完了するまで病院に留まると話しており、医師団も24時間体制でフォローをしている。
運転手の男は警察に拘束され、有罪判決を受けた場合は最長3年間の懲役刑になるというが、マリアさんは実刑よりも運転免許証の剥奪を強く願っている。飲酒運転の罪は重く、さらなる厳罰化を施行してほしいという思いは世界中同じであろう。
参照元:YouTube、Whatsnew2day