全裸でいいけどマスクは着用して
3月27日、チェコの首都プラハの東にある小さな町ラーズニェ・ボフダネチュの警察署に「屋外にいるヌーディストたちがマスクをしていません!」という苦情が寄せられた。
警察官たちが現場に駆けつけると、そこには数人のヌーディストたちが全裸で日光浴をしていたという。
チェコでも新型コロナウイルス感染予防としてマスクの着用が義務付けられているといい、警察官たちは彼らにこのように注意した。
Czech nudists told to wear face masks by police https://t.co/71tNsZE9pA pic.twitter.com/8J0HUMxQIx
— CTV News (@CTVNews) 2020年4月11日
全裸でも大丈夫ですがマスクだけは着用してくださいね
ヌーディストの考えも尊重
ヌーディストたちは政府の規制に基づいたその忠告に同意し、マスクを着用することに理解を示してくれたという。
チェコでは市民は指定された場所であれば服を着用しなくても大丈夫だが、大人数で集まるのを避けマスクの着用だけは義務付けられている。警察によると、この日警察が接触した市民150人のうちマスクを着用していたのは半数しかおらず、まだマスク着用の義務が周知されていないようだ。
警察官たちは自宅に庭がない市民にとって外で新鮮な空気を吸いたいという気持ちにも理解を示しつつも、一刻も早いコロナウイルスの終息のために政府の方針に協力を呼びかける。全裸にマスクなんて想像しただけでなんとも奇妙な姿であるが、ヌーディストたちの考えを尊重する警察官の対応にもまた国民性を感じるニュースであった。