江戸時代の屁合戦絵巻をツイート
4月6日、オーストラリアのアンディー・タッグ医師が自身のTwitterにこんな投稿をしたことにより、新型コロナウイルスの感染経路の一つに「オナラ」があるのではないかという説が浮上しているという。
They have also been used as a weapon as depicted in the He-Gassen scrolls of the Edo period. These were the epic 'fart battles'
You can see them in all their glory here at the museum website https://t.co/yUcawwXElk pic.twitter.com/ZoEQORiL12
— Andy Tagg (@andrewjtagg) 2020年4月6日
江戸時代の屁合戦絵巻にも描かれているようにオナラは武器でした。
江戸時代後期に描かれ、現在は早稲田大学図書館に所蔵されている奇想天外な絵巻物「屁合戦絵巻」は、オナラで敵を吹っ飛ばすというユーモアと風刺を織り交ぜた戯画だが、その絵巻物を引用し、オナラはウイルスを感染させる威力を持っているのではないかと持論を唱えたのである。
オナラ感染説に異議を唱える専門家たち
タッグ医師によると、コロナ陽性患者の55パーセントの糞便からウイルスが検出されたという検査結果が出ており、オナラが微粒子を撒き散らすことも否定できないというのだ。
とはいえ、現在のところそれを証明するような検証は著しく少ないため、タッグ医師の主張に異議を唱える専門家も多く、WHO(世界保健機関)もコメントを控えている。
もしオナラが感染経路の一つだと証明されたならばとんでもない発見だが、まさかこんなところで日本の江戸時代の屁合戦が引用されるなんて当時の人たちは夢にも思わなかったことだろう。