緊急事態宣言の続く日本でも、マクドナルドやスターバックスなど多くの飲食店でドライブスルーのみの営業となっている。(※マクドナルドは5/15から徐々に店内営業再開し始めている。)
ドライブスルーとは自動車に乗ったまま商品やサービスが提供される機能およびその設備のことを指すのだが、車を所有していない場合、はたしてこのサービスが受けられるのだろうか。
ドライブスルーに行くため車を製作
今月、ベルギー・ブリュッセル在住のナタリー・モアマンさんの娘さん(16)が「マクドナルドに行きたい」と言い出した。自宅から約500メートルのところにマクドナルドの店舗はあるのだが、ここでも営業はドライブスルーのみ。しかし、一家には車がないのだ。
そこで、ナタリーさんが考えついた方法が話題となっている。
This McDonald's in Belgium was just accepting drive-thru orders, so this mother and daughter only did what anyone would do: https://t.co/Ycxb0YSAVB pic.twitter.com/Vx7ltSIeIF
— AccuWeather (@accuweather) 2020年5月9日
なんと、ダンボールで車を作っちゃったのである。
シュールな姿に警察も爆笑
誰が見てもわかるように、お手製のダンボールの車のボディーには「マクドナルドに行きたいけれど車がないんです」と書き、「Covid-19」というナンバープレーをもつけた。
ダンボールの車で自宅を出発し、ドライブスルーに並ぶ母娘の姿はとてもシュールだが、多くの人の笑いを誘ったという。途中、警察官に呼び止められもしたが、事情を話すとこれまた笑ってくれたのだとか。そして、彼女らは無事マクドナルドの商品を購入することができたようだ。
最初は恥ずかしくて乗り気ではなかった娘さんだが、せっせとダンボールで形を作るナタリーさんの様子を見て手伝い始めたという。ナタリーさんは「将来あなたが母親になった時、子供たちにクレイジーなおばあちゃんの話ができるわね」と話したというが、各国のメディアで報じられることとなったのは想定外だっただろう。
日本でこの方法が通用するかは疑問だが、国民性が伝わるほっこりさせられるニュースであった。