ソーシャルディスタンスを守る猫たち
感染リスクを下げるため、直径2メートルは距離をおく「ソーシャルディスタンス」が呼びかけられているものの、そんなもん知るか!と言わんばかりに守らない人も多い。
そのため、地面にテープやシールが貼られているお店も増えている。感染拡大が続いているフィリピンでも同様の手段が使われているが、そのせいか、人間が超並びづらくなっているらしい。
その理由がこちら。
These stray cats were spotted occupying the circle marks intended for the implementation of social distancing protocols in front of a store in Brgy. Holy Spirit, Quezon City on Sunday amid enhanced community quarantine. pic.twitter.com/EqOORqCJMa
— The Philippine Star (@PhilippineStar) 2020年5月13日
ああーっ!地面に書かれた円に猫が!!!
本来なら「お客様はここでお待ちください!」という円なのに、猫がくつろいでたら入れない。邪魔!だけどかわいい。
こちらの写真は、5月10日日曜日にフィリピンのケソン市にある商店の前で撮影されたもの。撮影者によると、この猫ちゃんたちは10分ほどくつろいだ後に去って行ったという。
フィリピンのメディア「The Philippine Star」が取り上げると、なんと2万6000リツイートを記録。「かわいいいいいい」「猫たちもお買い物かな?」「動物と共存するフィリピンは素敵な国だ」といった癒された人のコメントが多数寄せられた。
猫が入ったのは地面に丸をかいたから?
では、なんで揃いも揃って猫たちが円の中に入ったのか?その理由は必ずしも、ソーシャルディスタンスを守っていたからではないのかもしれない。
こちらの動画は、猫との日常を発信するブログの管理者guremikeさんのもの。畳にテープで円を描くと、猫が必ず入るという習性を発見したことから、2014年に大きく話題になった。
獣医によると、猫は目が悪いため、本能的に身を隠す場所を探しているためだと推測されている。今回の出来事も、上記の習性によるものを考えても良さそうだ。
とはいえ、人間を邪魔しながらゴロゴロする猫に癒された今回の出来事。猫を飼育している方は、テープや紐で試してみてはいかがだろうか?