メタラー共!体に良いこの水を飲みやがれ!!!
ロック&デスメタルなエンターテイナーは、ビールやエナジードリンクといった体に悪そうな飲み物をガブガブ飲むことで、かっこよくみせるもの。
メタラーのみなさんは、「あぁん!?ミネラルウォーターだァ!?ダッセえな!んなもん健康オタクが飲んどけや!!」みたいな人たちばかりだろう。
だけど、メタラーの中にもカフェインやアルコールに弱い人もいるだろうし、Youtuberはコンテンツ作りに集中できなくなることもある。どうにかして、かっこよく水分補給をしたいもの。
そんな彼らのため開発されたおもしろアイテムが登場した。
その名も、「リキッド・デス」!!直訳して、”液状の死“だァァ!!
バイオレンスな名前だが、中に入っているのは普通の水か炭酸水。オーストラリア・アルプス山脈の天然水を使った美味しいお水で作られている。
お値段は500ミリリットル缶で一本196円とちょっとお高め。だが人気は非常に高いようで、アマゾンでは品切れも相次いでいた。
この会社は元Netflixのディレクター、マイク・セサリオ氏によって設立され、900万ドルの資金調達を達成し2017年に生まれた、アメリカのスタートアップ企業。ワルなマーケティングなのに超優秀である。
この商品が生まれたファッキンな理由がこれだ!
公式ホームページの紹介ページによると、「俺たちは人を笑わせ、多くの水を頻繁に飲ませるという邪悪な計画からリキッド・デスを作り始めた」とかいてある。
世界で最も健康的な飲料水を、エナジードリンクやビール、スナックのような不健康なブランドと同じように、娯楽として扱おうというのが狙いだ。
健康やフィットネス分野の製品は、クリーンな印象のブランディングが行われている。それらのことを、リキット・デスのページでは「画像修正されたフィットネスモデルたちが売ってる」と表現しており、多くの消費者はそれに飽きていると明かす。
つまり、健康分野の製品のマーケティングは、時折消費者に退屈なデザインだと受け取られやすいのだ。
一方で、ビールなどの不健康な製品は、なぜか楽しく堂々としたマーケティングが許されている。
確かに、レッド・ブル(エナジードリンク)はエビアン(ミネラルウォーター)よりも、より自由な印象がある。
ここに疑問を持ったリキッド・デスの創設者は、「ポジティブで健康的なものが、退屈なデザインである必要はない」と考えたという。
一般的なミネラルウォーターのようにペットボトルではなく、この商品が缶で売られていることは、無限にリサイクルができるというエコな発想から。ワルな見た目だけど、俺たちの地球を大事にできるところもクールだぜ!!
またリキッド・デスはオリジナルアルバム「グレイテスト・ヘイツ(偉大なる憎悪)」も発売しており、Spotifyでも聞くことができる。
リキッド・デスの缶が、田舎もんどもに火あぶりにされているシュールなジャケットだが、中身の曲はこれまで集まってきた様々なクソリプやクソコメがそのままタイトルにつけられている。
例えば、「広報担当をクビにしろ!」とか、「人生考え直せや!」というものなど・・・スタートアップまでに、いくつもの紆余曲折があったことがうかがえる。
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SNS上では、日本での販売も期待する声が多い。この記事をご覧の健康的なメタラーのみなさんも、ぜひご購入を検討してみては?
参照元:Liquid death、Youtube