どうしても泳ぎたかったおっちゃん達がブイに変身!
窓を開けていると、初夏の風を感じる今日この頃。フランスでは各地で一足先に夏日を迎えており、最高気温29度に達する場所もあるという。
だが、今年は新型コロナウイルスの影響で外出も制限されており、海水浴なんか到底できそうにない。
そんな中でありながら、このおっさんたちはど〜〜〜しても海で泳ぎたかったのか・・・こんな格好をしていたという。
このおっさんたちが捉えられたのは、5月8日金曜日の朝。地元に住む男性が、フランス・イェールにあるアルマナビーチを散歩していたところ・・・奇妙な二人組を発見した。
そこにいたのはなんと、ブイに変装して泳いでいる男性たち。
その変装もかなりチープで、プラスチック製のブイの下部を切り取り、覗き穴を開けただけという超簡単な作り。腹の出たおっさんたちがハイタッチしてはしゃいでいる姿はなんともじわじわ笑いを誘う。
だが動画の32秒ごろ、ピーーーーッ!!!!という警笛が遠くから聞こえてくると、2人は一斉にダッシュ。なんでそんなケツ丸出しの海パンなのよ!と突っ込みたくなる人もいるだろう。
この光景が撮影されると、男性たちの動画は一気に拡散され、48万回もの再生数を記録。
「すげ〜www」「クレイジーだ」「全身毛むくじゃらの俺なら化け物だと思われて絶対バレないだろうな!」といった爆笑するコメントが寄せられていたが、中には「捕まえて罰金刑にしろ!」といった厳しい声も。
当時アルマナビーチは、快晴で気温30度と海水浴に最高な条件が揃っていた。しかし、まだまだロックダウンの真っ最中な上に、ビーチはまだ海開きの前。
イェールの市長ジャン・ピエール・ジラン氏は、5月11日に、社会的距離を守ることを条件に海開きを承認する方針を発表していた。
その後の報道によると、この2人の正体は、普段からビーチをよく利用するという地元の50代の男性。片方はこの時警察に捕まり、罰金135ユーロ(1万5800円)を支払う羽目になったという。
仏メディア「Nice-matin」がこの片割れであるピエルロ氏(仮名)に直撃したところ、「後悔してません。このロックダウン中に多くの人を笑わせられるのだったら、喜んで罰金を支払いますよ!」と答えていたという。
警察にとっては厄介だっただろうが、なんとも憎めないお二人であった。早く収束して、彼らに楽しい夏がやってくることを願うばかりだ。
参照元:Nice-matin、Facebook