【逆ゥ!】悪魔崇拝者が許可をとって抗議集会をしたが、議員はそれに対抗するも器物損壊で弁償するはめに

カルチャー

ちゃんと集会の許可を取るサタニスト

先日、アメリカのある議員が、器物破損をしたということで、弁償を命じられてしまった。

話は、今年3月にさかのぼる。

3月6日、アメリカ・ワシントン州スポケーンの国会議事堂にて、悪魔崇拝者(サタニスト)による集会が開かれ、祈りを捧げたり歌ったりする催しが開かれた。

この日、議事堂の前にはテキサス州を拠点とするサタニスト十数名が集まり、国会議事堂の前で「下院議会と上院議会どちらの開会式にも招待されていなかった。」ということに抗議。

議事堂の階段に悪魔を召喚するため、サタニストの呪具である笛を吹いたり、祈ったり、歌ったりしていたという。

この様に、ハテナが浮かびそうな集会の内容だったが・・・彼らは国会議事堂に許可を得て集会を開いていたので、法律上は全く問題がない。実際、国会議事堂前の階段は集会やデモの舞台として多くのグループに利用されている。

しかし、現場にいた共和党議員、マット・シェー氏がこれに不快感を示し、個人的に彼らに仕返しをしようと階段へと出て行ってしまった。

共和党議員がオリーブオイルで階段を台無しに

現れたシェー議員の手には大瓶のオリーブオイルが。その後の報道によると、議会の一階にある倉庫から持ち出されたと見られている。キリスト教の世界では、油は悪魔払いに使用されている。

公記録法部門の公開したビデオには、議会の前で黒いジャケットを着たグループと合流した様子が映っているが、ジャケットの詩集から「主イエスキリスト・クリスチャン十字軍」というグループであることがうかがえる。

そして、シェー議員を含む彼らはカウンターデモを行い、サタニストたちを牽制。最後には、サタニストたちが通った場所を「浄化」と称してオリーブオイルを階段にかけていったというが、この行いが大問題に発展。

ご存知の方も多いだろうが、石材に油はご法度だ。100フィート(約30メートル)にわたってかけられたオリーブオイルが、階段に油ジミとしてついてしまったのである。

その場ですぐに清掃会社のスタッフが呼ばれたものの、油ジミを取り除くのに数日間もかかった。中にはシミがとれなかったものや、清掃したことで不自然に色のトーンが明るくなっている石もあるという。

これを受け、国会議事堂側はシェー議員に対し、修復費用およそ4700ドル(約50万円)を請求。

この請求書は、2020年3月6日にオリーブオイルによって引き起こされた損傷を修復するための費用を回収するために作成されました。エンタープライズサービス部門に送金してください。」といった怒りのメッセージも添えられていたという。

シェー議員は現在も、この出来事に関するコメントを発表していない。

 

参照元:SpokesmanYoutube

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