2500kmもの長旅をしてきたネコちゃん
オーストラリア・クイーンズランド州ロングリーチに住むジョージア・ウィップさんは、自宅で”ピープス(P-Puss)“というネコちゃんを飼育していた。
ところが、5月中旬にピープスが突如行方不明に。ネコの脱走はよくあるお話だが・・・この時、ピープスが往復2500kmもの旅をしていようとは誰も予想してなかっただろう。
ピープスがいなくなったのは5月29日金曜日のこと。その日は隣の家の引越しが終わった日だったという。
午後9時半ごろ、ジョージアさんの夫のトビーさんがネコと一緒に寝室に向かったというが、とても寒かったにも関わらずベッドに入ってこなかったので、すこし不思議に思ったそう。
すると、翌日の朝ごはんの時間になっても現れなかった。この時ジョージアさんは、家の前に駐車していた車が窓を開けたままだったことを思い出し、「もしかしたら乗って行ってしまったのでは?」と思ったという。
なんと、この飼い主さんの心配は的中していたのだ。引越し業者に問い合わせたところ、日曜日の午後3時半ごろ、担当のドライバーから一本の電話が入ったという。
そして、「今ブリスベンの倉庫にいます」という衝撃的な連絡を受け、ジョージアさんは驚愕したという。それもそのはず、家のあるロングリーチからブリスベンは片道1200キロ以上も離れているからだ。
ピープスが倉庫の中で脱走したことでモーションセンサーが作動し、警報装置がなんども鳴ることとなったそう。この脱走は繰り返され2日後に倉庫のマネージャーがようやく捕獲。
この騒動がFacebookに書かれると、ブリスベンのセントラル・クイーンズランド動物協会の会長の耳に届き、親切にもピープスの送迎の手配を名乗り出てくれたという。
そのおかげで、複数の会員によってリレー形式でピープスが手渡され、めでたく帰宅。
ジョージアさんは「ピープスがブリスベンで脱走したと聞いて、まさか再会できるとは思っていませんでした。ロングリーチに戻ってくるのを手伝ってくれた皆さんに感謝しています」と喜びを語っていた。
超長い旅の果てに、ネコちゃんが無事帰ってくるだなんて思いもよらなかっただろう。大事な家族が戻ってきてくれてよかったものだ。
参照元:Press from、Facebook