「デモ参加者にコロナが広まればいい」とSNS上で発言した検察官が問題に

カルチャー

デモに反発する検察官の問題発言

黒人男性死亡事件を皮切りに、暴動がアメリカ各地に広まっている昨今。略奪や破壊があとをたたない中、イリノイ州マディソン郡の検察官が、Facebookにあるコメントを残し、大問題となった。

それは、「デモ参加者の間にコロナが広まることを願うばかり」というもの。

▲2017年のハンコック氏の映像

発言をしたのは2015年から郡の検察官に就任しているパメラ・ハンコック氏。Facebook上で友人にあてて上記のコメントを残したが、大きな批判を受け、6月1日月曜日に削除。

米紙「ミシシッピ・トゥデイ」のインタビューでは、このように弁明を続けていた。

「私の仕事は、市民の不服従を含む全ての犯罪を起訴することです。
私は犯罪行為に反対していますが、平和的に抗議する人々に反対はしておりません。
ですが、企業に侵入し、略奪行為を行うことは犯罪に他なりません。」

だが、ウイルスによる暴動鎮圧を願っていたコメントについて直撃したところ、詳しいコメントは拒否。

誰かが死ぬことを望んではおらず、ただの冗談として言っていただけであり、悪意はなかったと話している。

これには多くのユーザーから非難が相次ぎ、「まだ多くの人がコロナウイルスに苦しんでいるのに、なんでそんなことを言う?」「彼女がいるマディソン郡では黒人に永遠に平等は訪れない。彼女の願いが実現したら、彼女の家族にも影響が及ぶのに。」といった厳しいコメントが寄せられていた。

検察官という身でありながら、あまりにも想像力に欠如した発言であった。

 

参照元:WJTVFacebook

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