ロシア美女が元彼に殺害される
今月、ロシアのモスクワで航空機設計を学ぶ傍でモデルとしても活動の場を広げていたエリザヴェータさん（23）が、手錠をかけられ拷問を受けて死亡するという事件が起きた。
地元警察は、その場で自害していたエリザヴェータさんの元交際相手セバスチャン・プチンツェワ（21）が犯人だと発表したが、5年の交際に終止符を打とうと別れを告げたエリザヴェータさんを恨んでの犯行だったという。
3人が殺害され犯人は自殺
セバスチャンは別れを受け入れられず何度も復縁を迫っていたというが、それにエリザヴェータさんがこたえることはなかった。自分の愛を受け入れてもらえず、他の男の存在が頭をよぎったセバスチャンは、嫉妬に怒り狂い、事件数日前に購入した銃を持って、エリザヴェータさんの自宅に向かったのだ。
セバスチャンに耳を撃たれたエリザヴェータさんはなんとか警察に通報することができたというが、警察が現場に駆けつけ、ドアを開けるように命じると4発の銃声が鳴り響いた。
そしてそこには、自殺を図ったと見られるセバスチャン、顔をひどく傷つけられ拷問を受けたエリザヴェータさんと彼女の母親（52）、そして姉の息子でもあるまだ4歳の幼い甥っ子までもが息絶えて横たわっていたというのである。
ヒトラーを崇拝していた元彼
のちに警察がセバスチャンの自宅を捜索すると、そこにはアドルフ・ヒトラーの写真が所狭しと並べられており、またナチスの制服なども見つかった。また、ウクライナで他の極右過激派と会った証拠を発見したとも報告されている。
近所の人によると、事件の数日前にセバスチャンはエリザヴェータさんの自宅の前で花束を持って歌ったり「愛している」と大声で叫んだりと不可解な行動が目撃されていたようだが、いつの日か愛情が狂気に変わってしまったのだろうか。5年間も交際した彼に拷問された挙句殺害され、大切な二人の命までも奪われてしまったエリザヴェータさんや家族の悔しさははかりしれない。
