ひまわりの種の海に飲み込まれて・・・
米ノースダコタ州在住の56歳の女性が、非常に珍しいシチュエーションで亡くなった。
現場となったのは、スタッツマン郡ピングリーの農場。6月10日午後6時ごろ、ここにある穀物サイロでは、当時トラック2台分のひまわりの種の貯蔵作業が行なわれていた。
ところが、女性はハーネスを着用はしていたのだが、接続しておらず、サイロに転落。
他のスタッフが通報をすると、警察と救助隊が駆けつけ救出を開始。サイロにドリルで穴を開け、中身を丸ごと押し出して女性を見つけ出したのだが、病院に運ばれた後に死亡が確認された。
サイロの中で沈んでいく時の気持ちを想像すると血の気が引いてしまう。このニュースを知った人からは、「サイロは非常に危険な場所だ。農場での仕事は絶対一人でやってはいけない」「なんてひどい事件なんだ」といった悲痛な声が寄せられていた。
似たような事例で、過去にも飼料用コーンのトレーラーに転落し、7歳の男の子が死亡した事故がある。穀物のように粒の細かいものの中は、人が動けば動くほど沈んでいく性質があり、まるで沼のように飲み込んでいく恐ろしい一面を持っているのだ。
経験がない人からは危険性がなかなか想像できない、特異な事故であった。
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