キスでヘルペスをうつされ損害賠償請求
イギリスでパーソナルトレイナーをしている男性マーティン・コンウェイさん(45)が、今ひとりの女性を相手取り、約1800万円の損害賠償を請求しているという。
その理由は、キスで口唇ヘルペスをうつされてしまったから。
An Englishman identified as Martin Ashley Conway has slammed a lawsuit on a woman he went on a date with for knowingly infecting him with the herpes virus when he kissed her. https://t.co/0t0LvviMTK #HerpesSimplex #HerpesLabialis #Herpes #Health
— The Guardian Nigeria (@GuardianNigeria) June 19, 2020
昨年7月、マーティンさんはデートサイト「Meetup.com」でジョヴァンナ・ラブレースさんという女性と知り合ったそうだが、初デートで彼女にキスをされたという。そのときはきっと幸せ絶頂だったのだろうが、デートから数日後にマーティンさんは体調不良を訴え、インフルエンザのような症状とともに口の中にヘルペスができてしまったのだ。
暑さやストレスでウイルスが再発する可能性を恐れ、マーティンさんは趣味のサイクリングに出かけることが難しくなり、また弁護士になりたいという夢にも影響を及ぼし諦めざるを得なくなったという。
そして、マーティンさんに一方的にキスしてきたジョヴァンナさんに対し、永久的なウイルスを感染させたこと、そしてヘルペスの感染を警告する義務を怠ったとして、この度告訴したのである。
何度も繰り返し再発する厄介なヘルペス
単純ヘルペスウイルス(HSV)は、口や唇、および性器で発生する可能性がある。一般的に症状は7〜10日続くが、一旦身体の中に侵入したヘルペスウイルスは完全に殲滅することは出来ないため、疲れが溜まったりストレスを感じたときなどに再発することが多い。
今回請求したこの金額は、彼が79歳まで受けられる定期的なセラピーセッションと収益の損失を計算したものだというが、ジョヴァンナさんの弁護士は訴訟の陳述は主張をもたらすための合理的な根拠を開示していないとして、取り消しを求めている。
このケースは今年後半に審理される予定だというが、こんな訴訟がまかり通ってしまったら、今後とんでもない数のヘルペス裁判が開かれることとなってしまいそうである。それにしても、マーティンさんは45年間一度もヘルペスを発症したことがなかったのだろうか。
参照元:Twitter、News.com.au