コロナで図書館を利用する人が増えたせいか・・・
お家にいる期間が長くなっていることから、読書をするために図書館に足を伸ばして本を借りてきたという方もいるのではないだろうか。
今回取り上げるアメリカ・ミシガン州の図書館も、利用者が増加していたというが・・・先日、なんとも異例な呼びかけがされた。
本の一部が焦げ付いている。これはなんと、電子レンジにかけられてしまった本である。
この問題を掲げたのは、ケント群立図書館の公式フェイスブックページ。近頃、このように焼け焦げてしまった本が返却されることが増えているという。
同図書館は、本に”REID”と呼ばれる個体識別コードの入った電磁プレートを導入している。これが電子レンジにかけられたことからスパークしてしまい、本に火がついてしまっているのだ。
担当者のエリザベス・コズロウィックさんは、どこからこの発想が飛び出してきたのか不思議に思っているという。地元紙「デトロイトフリープレス」の取材で、「ニュースか何かを見たのかもしれません。彼らは電子レンジの熱でコロナウイルスを殺せるだろうと思ったのでしょう。」と語っていた。
図書館では、資料を安全に使用するために、米国室病対策センターのガイドラインに基づき、返却後は少なくとも72時間隔離しているという。今回のような電子レンジのアイデアがどこからやってきたのかは不明だという。
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REIDは日本の図書館でも導入しているところもあるため、当然ながら電子レンジの使用は危険。コロナウイルスで図書館の利用に不安を感じているのならば、電子書籍などをご利用いただきたいものだ。