SNSに投稿するため危険なセルフィー撮影に挑戦し、命を落とすという事故を耳にするたび、世間からは自業自得だと言われる。だが、それは彼らが分別のわかる大人だからである。
だが、それが他者から強いられた行為だとすれば見方は随分と変わってくるだろう。
息子を危険にさらす父親に批判殺到
7月12日、中国・北京にあるクネクネと曲がった山道が続くことで知られる『房山紅井路』の海抜約910メートルの展望ポイントで、観光客たちが目にしたのはとんでもない光景だった。
父親とみられる男性がガードレールを乗り越え、まだ幼い息子の手をとって崖から下ろしているのである。
そして、男性の背後では男児の兄とみられる少年が、父親の背中にもたれかかりながらその様子を撮影しているのだ。明らかに動画撮影のために男児を危険にさらしているこの動画は、観光客によって投稿されたのち、24時間で1300万回以上視聴されることとなった。
当然ながら、あまりに身勝手な親の行動に「動画撮影のために我が子をこんな危険に晒すなんてありえない」「悲劇で終わらなくてよかった」「言葉がない」「親の資格はない」と批判が相次ぐこととなったのは言うまでもない。
地方自治体が親に罰金を科すかどうかはまだ不明ではあるが、この地域での安全対策をより一層強化していくとの方針だという。
参照元:YouTube、Yahoo!news
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