かぎ十字のマスクを付けた迷惑客
収束の兆しのみえない新型コロナウイルス感染拡大を受け、米ミネソタ州では7月25日より、屋内商業施設において市民たちにマスクの着用を義務付けることとなった。
すると同日、米国に本部を置く世界最大スーパーマーケットチェーン「ウォルマート」に、こんなマスクを付けたカップルが来店したのである。
ナチスのかぎ十字があしらわれたマスクで口元を覆った男性(59)と女性(64)は会計をしているが、その姿に驚いたのは他の客たちだ。
1年間入店禁止に
動画を撮影していたラファエラ・ミュラーさん(24)はナチスを彷彿させるマスクを今すぐに外すように求めるが、女性は自分たちはナチスではないと言い張る。そして、選挙を意識した発言なのか「アメリカで何が起こるのか見せようとしているだけよ。バイデンに投票すればアメリカはナチスドイツのようになるわよ!」と怒鳴るのである。
ドイツで生まれたラファエラさんは、1930年代から40年代にかけて祖母がナチスの支配下に置かれた経験があったそうで、そのシンボルとなるかぎ十字をみるのは精神的に辛かったと話しており、今なお多くの人がトラウマを抱えていることがわかる。
店側も客に安全に買い物をしてもらうために今回のカップルの出で立ちには異論を唱えており、今後1年間は入店禁止の措置をとることにしたという。
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