皆様は、ネイティブアメリカンインディアンのホピ族をご存じだろうか?(「ホピ」とは彼らの言葉で「平和の民」という意味である。)
「不法移民は全員出ていけ!」
過激発言をたびたび行う、トランプ大統領。
元々、彼の先祖がヨーロッパから移民し、先住民を迫害していた頃。
そのまた昔。ホピ族は、”不毛の土地“と呼ばれる、アメリカのフォーコナーズという崖を切り開いたような場所に、 2000年以上前から住み続けていた。
つまり、ホピ族からすれば、トランプ大統領ですら不法移民、というより侵略者。
遥か昔からの言い伝え
ホピ族の言い伝えの中に、こういったものがある。
「私たちの住む、この場所は、アメリカ大陸の背骨であり、ヒマラヤなどと同様、地球の自然エネルギーの震源で、もしここが破壊されたら、全地球的な規模で変動が起きる」
つまり、ホピ族は代々、この地に眠る自然エネルギーが破壊されないよう、番人として長期間、同じ地に住み続けていた。
この言い伝えのように、ホピ族には、世界を創造したというグレート・スピリットから受け取った、太古の昔からの予言がいくつかある。
それは、代々口述のみで言い伝えられ「ホピの預言」と呼ばれている。
言葉以外にも、第三次世界対戦は日本が中国に加担し、始まることを示唆する一部欠けた石版もあるという。
奪われた故郷
他のネイティブアメリカンたちは入植者に土地を奪われた。
しかし、ホピ族の住む”不毛の地”と呼ばれる場所は、ヨーロッパからやってきた入植者にとっては利用価値がないものであったので、しばらくの間は手をつけられることはなかった。
ところが、ある時ホピ族は、厳粛に守り続けたこの故郷フォーコナーズを、離れなければならなくなったのである。
それは、1940年以降始まる、アメリカ合衆国のマンハッタン計画という核開発のためである。
原爆製造のために必要な材料「ウラン」がホピ族の住む土地に埋まっていたのである。
そのため、この場所を守り続けたホピ族は、政府によって居住地を移動させられることを余儀なくされた。
微力ながら、抵抗の甲斐あって、先住民を尊重する意図で、近くにつくられた居住地にホピ族は移動させられたのだが、そのせいでつぎつぎ肺ガンの犠牲になり、ホピ族の人々は死亡していくのである。
不毛の地と呼ばれたこの場所が、所謂「コロラド高原の悲劇」と「原爆」を生み出すこととなった。
今まで、外部の人間に知られないよう伝えられてきた預言であるが、こうした状況を見兼ね、ホピ族の長老はこの預言を世界に公開しようとしたのである。
ホピ族が言い伝え通り、守ってきた地に眠っていた自然のエネルギーとは、まさか、よりにもよってウランだなんて驚きである。
この言い伝えですら、何かを知ってる者からの予言に思えて仕方がない。
的中率100%?!
預言を公開するため、第二次世界大戦終了後、ホピ族の長老トーマス・パニャック氏は、ある預言を、人類に対する警告書として国連本部に送ったのである。
現在の世界は、まず白い肌の人間の文明が栄える。次第に彼らはおごり高ぶり、まるで地上の支配者になったように振舞う。白い兄弟は馬に曳かれる車に乗ってやってきて、ホピ族が幸せに暮らしている土地を侵略する。その後、大地は、馬に曳かれない車の車輪の声で満たされるだろう。そして、牛のような姿で大きなツノを生やした獣が多数現れるだろう。次に、白い肌の人間は「空の道」を作り、空中に「くもの巣」をはり、陸上にも「鉄の蛇」が走る無数の線を張りめぐらす。 やがて、「第一の炎の輪」の中での戦いが始まり、しばらくすると、「第二の炎の輪」の中でも戦う。そのとき白い兄弟たちは恐ろしい「ひょうたんの灰」を発明する。この灰は川を煮えたぎらせ、黒い雨を降らせ、不治の奇病をはやらせ、大地を焼き尽くして、その後何年も草一本生えないようにする。 そして白い肌の人間たちは、空のかなたで見つめるタイオワ(グレート・スピリット)の怒りと、警告に気づかず、ますますおごり高ぶって、とうとう「月にはしごをかける」までになる。この段階でタイオワは「※第四の世界」を滅ぼすことを決意する。その時期は、「空に大きな家を作るとき」である。そして、地上の天国で、大きな墜落で落ちる住居のことを聞くでしょう。 そしてそれは青い星として現れるだろう。この後すぐに、私の民の儀式は中止される。
※ホピ族では、この世界を第4の世界と呼び、今まで第一、第二、第三の世界は滅んでいるという。
以上の、預言が示すことは、こういうことなのではないだろうか
・白い肌の人間が到来する、そしてその者たちの文化が栄え、地上の支配者のように振る舞う
ヨーロッパ系の人々によるアメリカ大陸の侵略その後の繁栄。
・ 馬に曳かれない車輪の声で満たされる
自動車が走り回る様子のこと。
・ 牛のような姿で、大きなツノを生やした獣が現れる
バッファローに似た角が生えた獣の流入。もしくは、牧畜のために持ち込まれたヨーロッパ産の牛のこと。
・「空の道」
飛行機のこと。
・いたるところで鉄のヘビが大地を横切る
鉄道のこと。
・空中に「くもの巣」がはられる
電線や電話線。もしくはインターネット、WEBのこと。
・「第一の炎の輪」「第二の炎の輪」
第一次、第二次世界大戦のこと。
・「ひょうたんの灰」を発明する。(この灰は川を煮えたぎらせ、黒い雨を降らせ、不治の奇病をはやらせ、大地を焼き尽くして、その後何年も草一本生えないようにする。)
原子力爆弾のこと。
・ダイオワの警告
異常気象、急な火山噴火など。
預言が抽象的なため、拡大解釈になっている部分はあると思うが、これらのことは、思い当たる節が有り、本当に的中させているのでないかと思わずにはいられない。
さらに注目すべき言葉もならぶ・・・
・「月にはしごをかける」
・「空に大きな家を作るとき」
・「大きな墜落で落ちる住居」
筆者は、どういったことか理解できていないのだが、推測すると、これらは後に我々が月へと移住することや、天空の城なるものが建築されることを予知しているのだろうか?!
他にも
・“石の川”が大地に交錯する
・海が黒く変色し、そこで多くの生物が死滅する
・長髪の若者がやってきて部族の生活と知恵を学ぶ
といった預言も、トーマス・パニャック氏は話している。
問題はここ
最近のニュースでこういったものがある。
イギリスの「Daily Mail」紙のレポートによると、それは2011年に打ち上げられた中国の宇宙ステーション(軌道上実験モジュール)「天宮1号」が制御不能状態に陥り、2017年に地球に落ちてくるということである。
これが、先程のホピの預言にある「大きな墜落で落ちる住居」のことでは、ないだろうかと話題になっているのだ。
もし、この衛星の落下時、青い光をまとっていれば、かなり預言に近い形になってしまうのである。
以前から、預言のこの部分「青い星として表れるだろう」について、有力な説として、オリオン座のベテルギウスの超新星爆発。もう一つは、ホームズ彗星の大爆発。が挙げられている。
しかし、天空の住居について、なにも聞いたことがない。計画をしている人は少なからず存在するのだろうが、実現の目処は立ってないに等しいであろう。
まだまだ世界は滅亡しない、はずだ。
ほんまかよ
ノストラダムスの大予言をはじめ、今まで数々の世界滅亡の予言があったが、どれも的中していない。
もしや、筆者が気付いていないだけで、どこぞのスーパーヒーローが私たちを救ってくれているのか。はたまた予言がただの嘘っぱちなのか。
特に、筆者は後者を信じたい。しかし戦争や震災等の災害、我々が多くの困難を迎える時、こういった噂や予言が数多く世界では飛び交うこととなる。
そういったものの殆どが、ただのこじつけであったり、情報元がない等の、文字通り根も葉もない物が多いのである。
今回のように言い伝えや、石版が存在し、信憑性の高いものが、存在することも確かである。
しかし大切なことは、ネガティブな予言に振り回され、大騒ぎすることよりも、今を生きる我々は、そういった予言が予言通りにならないよう、どこぞのスーパーヒーローになれるように努めるべきではないのだろうか。